広報の策略 ページ12
日ハムの選手達はもちろん、翔平も(広報、余計なことすな!)と心の中で叫んだ。
この時だけは気持ちがひとつになった。
しかも・・・藤浪のヤツ、絶対megamiのことAだってわかってるよなー、と思う翔平。
「では、ここで藤浪君とmegamiさんが握手しているところを。大谷君が藤浪君とmegamiさんと握手しているところを撮りま〜す」
広報担当だけがウキウキしている。
藤浪が「はじめまして〜"メガミ"さん。藤浪と言います」とmegamiと握手した。
megamiも「はじめまして」と応える。
ニコニコしている藤浪。
Aは(絶対、バレてんな・・・)と悟った。
そして翔平も。
しかし、藤浪は自分が知り合い?であることは言わなかった。
空気を読んだのか、広報から釘を刺されていたのかは知らない。
撮影が終わったので翔平は「メガミさん、練習に行きましょう!」と言った。
「ええ?翔平、まだいいじゃん」と文句を言う先輩や同僚達。
「時間がありません」
翔平はそう言って「こっちです」と室内投球練習場に案内した。
倉本マネージャーは「広報の方と話があるので先に行っててね」とAに言った。
Aは「では、失礼します」と言って翔平に付いて行く。
すると藤浪も「あ、僕ももう戻らないと。では失礼します」と退出した。
選手達は「翔平って、あんな美女を目の前にしてもいつもと同じだな」と言った。
「あいつ、男としてちょっとおかしいんじゃない?彼女もいないようだし」
「いや、だからこそmegamiを落とそうとしているのでは?」
「ええ?あいつまでそんな下心が?」
「あ、先輩やっぱり下心あったんスね〜」
「・・・」
「それにしてもmegamiちゃん、めっちゃ顔小さくて肌がキレイでかわいかったなー」
「クソ、写真撮りそこなった。SNSにあげようと思ったのに。翔平と藤浪のせいだ」
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琥珀(プロフ) - ユウナさん» 感想ありがとうございます🥹大谷さんがよく寝るって言う話を読んでたら眠くなりましたwまたよろしくお願いします☺️ (6月8日 12時) (レス) id: 6af7a161af (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - こちらのお話もとっても楽しみです!💞誤字脱字は気にならなかったです!お疲れのところ更新ありがとうございます🙇🏻♀️💞ゆっくり休んでくださいね (6月8日 1時) (レス) @page6 id: 009c333368 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琥珀 | 作成日時:2023年6月7日 22時