第１話 ページ7
ドオーンと大きな銃声があたり一面に響き、叫び声にも似た雄たけびが聞こえ、僕の目の前にいた者はその場に倒れ、灰となり消えた。
「今日も彼じゃなかった……」
銃を制服の懐に隠し、顔についた返り血をハンカチで拭う。
そして、何事もなかったのようにその場を去り、帰路へと向かう。
さっき目の前で灰になって消えたのは、人の血欲しさに理性を失い、暴走していた吸血鬼。
大昔とは違い、今いる吸血鬼たちは都市伝説の類ではなく人間社会に溶け込んでいる。
吸血鬼にも二種類の吸血鬼が存在する。
まず一つ目のタイプは、人間と共存を望んだ吸血鬼。人間を自分たちの餌だとは思わず、人間と同等の立場を目指している。なので、ほとんどの場合は必要以上には人間から血を吸わず、輸血パックで済ませる者が多い。
これを共存派の吸血鬼と分類するのであれば、二つ目のタイプは一つ目のタイプとは真逆である。
人間との共存を望まない吸血鬼だ。人間をただの餌だという考えから、無差別に人間を襲う。
輸血パックを飲む暇があれば、人間の血を限界まで吸い続ける。こちらは敵対派と言われている。
そして、敵対派が人間にいつ攻撃を仕掛けるかわからないため、それに対抗する者たちがいた。
それが僕も所属している吸血鬼ハンターだ。
吸血鬼ハンターとは、日常から武器の所有を政府から許可されている者たちだ。
それも、いつどこに吸血鬼が現れても戦えるようにということだ。
理性を失い、暴走した吸血鬼を見つけては殺すということを主にしている。
僕の名前は如月A、高校３年。星が丘高校という学校に通っており、生徒会長をしている。
玄関の扉を鍵で開けようとすると、家の中から扉が開いた。
「おかえりなさい、如月君」
「……ただ、いま」
僕は自分よりも頭一つ分身長が高い彼にたどたどしい挨拶を交わす。
彼の名は、高槻久遠、２８才。僕の親戚で同居人。
星が丘高校の数学教師をしており、僕のクラスの担任でもある。
そして、僕と同じく吸血鬼ハンターに所属している。
吸血鬼ハンターとしてかなりの強者で、敵対派の吸血鬼の間では有名らしい。
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柊黒炎(プロフ) - ユーンさん» ユーンさん、返事が遅くなりましたが応援コメントありがとうございます。更新速度はかなり遅いですが、自分のペースで頑張っていこうと思っていますので最後まで応援よろしくお願いします。 (2017年11月20日 23時) (
レス) id: efc399b360 (このIDを非表示/違反報告)
ユーン - 吸血鬼ハンター………かっこよすぎる〜〜〜〜〜！！\(=＞д＜=)/これからも頑張ってください！！ (2017年10月23日 21時) (レス) id: f77b1d313c (このIDを非表示/違反報告)
柊黒炎(プロフ) - すずはver.アニヲタさん» 応援コメントありがとうございます。とても励みになります！更新は不定期にはなりますが、応援よろしくお願いいたします。 (2017年10月9日 17時) (レス) id: 0630f0c510 (このIDを非表示/違反報告)
すずはver.アニヲタ - かっこえぇぇぇ！！ 続きがきになるぅぅぅ！ (2017年10月9日 15時) (レス) id: 72db204b8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊黒炎 | 作成日時：2017年9月17日 0時
