オトコギライ《桃》

#キライ ページ12

小瀧side





重「…小瀧、テストどやった？」




小「俺？いつも通り！！！」











テスト期間だからって俺は特に変わることもなく過ごしとった。





何か変わったといえば筋トレにハマった！！







Aちゃんが変な男に絡まれても助けられるようにならんとあかんからな！











藤「なんでいつも通りでそんな普通でおれるん……。」




小「いつも通りだから普通なんやろ？え？」




重「あかん、この顔めっちゃ腹立つ…！」















俺からしたら今度の球技大会のが気になっとんねん。








旅行から帰ってきてからAちゃんとは一言も話せてへんし、余計やな。











何が1番しんどいって、







Aちゃんと話せへんことよりも、







別に俺と話さんくても何とも思わんって所なんよな〜……。










そんなん当たり前なんやけども！！！












小「あーはよ球技大会にならんかなー！！！」











中「……その前にこの点数なんとかしろや…！！」




小「うわ、おったんか。」




中「おったんか、じゃないわ！！！


球技大会より放課後の補修のが先やからな！！」















そう言って忙しそうに教室を出てく淳太、こと学年担当の中間淳太。











しげも流星も今回は補修免れたみたいやし…。









ちゃんと勉強せえへん俺が悪いとか知っとるし、聞き飽きとるけどほんまに、







小「だるー…。」







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