オトコギライ《桃》

#キライ ページ7

あなたside






智くんが今日はお弁当やないらしく、2人で食堂に向かう。










定食を頼んで席を探しとったら、ふと感じる視線。







気になって振り返ってみれば、あのノッポ野郎がこっちに手を振っとった。











……まじできもい……！！！！！





本当にあいつ頭おかしいんとちゃうか…！？













いつも通り中指をお見舞いして、智くんと座れる場所を探す。







神「んー、なかなか空かへんなぁ…。
もっと早く来れば良かったわぁ。」




『しゃーないよ！ブラブラして探そ！』






神「せやね。……あ！あそこ空いてるわ！」





『ほんま！？流石智くんやわ、視野広いなぁ！』










































普通にお腹も空いとったし、やっと食べれる思てテンション上がっとったのに……









神「ははっ！！絶対嘘やろ！！」




重「ほんまやって！な？流星！」




藤「これガチやで。まじであるんやって。」



















なんでこいつらも一緒に食べとんねん……！！













小「Aちゃんのハンバーグ美味しそうやなぁ、一口ちょーだい！」




『頭沸いとんのかてめえ。』




小「……なんでそんなイライラしとるん。折角の可愛ええお顔が台無しやで？」





















ほんまにこいつは……！！！！











智くんも智くんで話に夢中やし…！！






なんで私がこいつ嫌いなん知っとって一緒に食べようとするん……。
























智くんの方をチラッと見れば楽しそうに喋っとる3人。



















同性のが一緒におって楽しいんは分かる。













やけど今までこんなん無かったやん……。







私のこと放ったらかしにしたことなんて無かったやん。























賑やかな食堂に不釣り合いなため息が口から漏れた。









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