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あなたside
『…どうしたの？1人、なの？』
どこか見覚えのある女の子は、見かけによらず強い力で私の脚を掴む。
『……ごめんね？私、行く所があるの。
……手、離してもらってもいい？』
「なんで？おねえちゃんもAのこと、ひとりぼっちにするの？」
涙を目に溜めて必死に訴える女の子。
貴女は、小さい頃の私なんだね。
1人になったばっかりの、まだまだ弱い私。
孤独に毎日怯えてる私。
『違うよ。
貴女はね、今は1人かもしれないけど、たくさん頑張ったらね、大切な人が沢山出来るの。
かけがえのない、人達がね。
私は、今からその人達に会わなくちゃいけないんだ。
Aちゃんも、その日が来るまで負けないで。』
「……そうやって、Aをおいてくんだ。
ママみたいに！！
みんなAがわるいこだから1人にするんでしょ！！！
みんななんか、だいっきらいだ！！！」
小さな小さな体をそっと抱き寄せる。
『Aちゃんのママはね、そんなことを思ってたわけでも、Aちゃんのことを嫌いになったわけでもないよ。』
『……きっと最後まで……ううん、今もずっと、Aちゃんのことを愛してる。
頑張る貴女なら、いつでも幸せを掴めるはず。
だから、どうか悲しくても、辛くても、幸せになる、チャンスの最前線にいて。』
腕の中の幼い私は、光となって消える。
さあ、今度こそあの虹へ1歩踏み出そう。
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しゅあ(プロフ) - 初コメ失礼致します。137話辺りの茶封筒の場面、私はまさか退職届を出してしまったのかとドキドキしました。でもそれは五大ドームの交渉だったんですね。良かったです！虹に歩く時7人が支えたこと、目が覚めた時、感動して涙が出ました。この作品とても面白かったです (8月16日 0時) (
レス) @page46 id: d9ff4faa7c (このIDを非表示/違反報告)
みなと - ナイタ、、、、 (2020年11月17日 21時) (レス) id: b966ddbb9b (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - News9864915さん» コメントありがとうございます！WESTさんが歌うシルエット、とても好きなのでそう言っていただけて嬉しいです〜！！WESTさん達のバラード、どれも素敵ですよね！ (2019年11月28日 2時) (レス) id: cdd98bad11 (このIDを非表示/違反報告)
News9864915(プロフ) - この小説読んでから、シルエット聴くと泣けます((泣 (2019年11月27日 18時) (レス) id: 7b9d7e55b8 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - ふわふわさん» コメントありがとうございます！このシリーズは私にとっての初めての作品だったので不安が大きかったのですが無事、完結することができました。新作もお楽しみ頂けるよう頑張ります！最後まで本当にありがとうございました！ (2019年10月20日 2時) (レス) id: cdd98bad11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠
| 作成日時：2019年9月26日 1時
