マネージャー 無表情 理由。[WEST]

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神山side




衝撃、って言うんかな。

でも、どこかでAが何かを抱えてるんは気づいとったような気もして。





少し、考えが甘かったなぁ。













重「…俺らはさ、Aの事信じとったし、信頼されとるつもりやったよ。

でも、Aはちゃうかったん？」









……しげは、人一倍熱心な男やから。

多分やけど、Aがずっと言ってくれなかったんが嫌やったんやろな。













『……私は……皆さんを信頼してますよ。』




重「っじゃあなんで……！！」





『…信頼、していたから。だから貴方達の優しさに甘えました。

実際、病気の事を言おうとは思ってました。

でも、貴方達は優しいから。私が病気だと知れば誰よりも心配するんじゃないかって。



自意識過剰かもしれませんが、皆さんは病気持ちなんて迷惑、そう思わない人達ですよね？

私が、1番近くで支えてきて、分かっていることです。


けどそれが、すごく怖いんです。』







中「…何が、怖かったん？」







『……認められて、自分に甘くなってしまうこと。

この病気は、一言で言ったら"迷惑"です。

それは、私にとっても、他人にとっても。

でも、皆さんが"迷惑"と思わなくてもいつかは足を引っ張る時が来る。そんな時、環境に甘やかされた自分がそれに気づけなくなることが、とてつもなく怖い。

大切な人の感情に気づけなくなるぐらいなら、ずっと、1人で背負っていたかった。





…自分なんて、捨てても苦じゃなかった。』

















Aは、優しい。

そんなん前から分かりきっとることで、それは他のメンバーも、関わってきたスタッフさんも、会ったことさえないファンも、皆知っとると思う。





















やけど、そんなに考えとったんか。

人の為に、環境の為に…………自分の為に。







俺らが考えとる、ずっと先の先まで考えて、それを1人で背負って、悩んでたんやね。































でもな、A？

時には甘えることも、自分を優先することも。

すごく、必要なことなんやで？

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