マネージャー 無表情 なぜ。[WEST]

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あなたside




スタジオから出て、楽屋のテーブルに飲み物やお菓子を補充していた時。今日出演させて頂いた番組のプロデューサーさんが呼んでいる、とスタッフさんに声をかけられた。






場所はメイク室の隣。もう待っているということで、急いで向かう。









『失礼します。お待たせしました、平山です。』






プ「あぁ、大丈夫だよ。取り敢えずこっち来て。」






なんでそんなにニヤニヤしてるのか。生憎私は鈍感とは掛け離れているため、これから起こりそうなことはなんとなく予想がついた。




移動まであと40分弱。上手く言いくるめられるだろうか。





プ「平山……Aちゃんだっけ？ずっと無表情で気になってたんだよねぇ。ポーカーフェイスが崩れる所、見てみたいなぁ……？」





きっしょ。きっしょ。いい歳した禿げジジイがきしょいこと言ったら何も残らないぞ？本当に終わるぞ？……あぁ、もう終わってるか。

え、腰触ってきやがった、ぶん殴るぞ。







『やめてください。』




プ「ねえ、そんなこと言っていいの？Aちゃんが受け入れてくれれば、ジャニーズWEST？だっけ？仕事増やしてあげられるけど？」







こいつとことんクズだな。









『彼らは、自分達で仕事を頂くことができるグループです。そして私はそのマネージャー。マネージャーは、あくまでもそのサポートをする存在です。彼らの背中からエールを送り、支える。私は、ジャニーズWESTの仕事量を左右するような、立派な人間ではないので。そこの所、履き違えないでください。』







真っ赤な顔してタコみたいだなぁ。傑作だ。









プ「マネージャー如きが偉そうな口叩いてるんじゃねぇぞ！？」









『あの、一応言っておきますけど、今までの会話、全部録音してます。会社に聞かせたら、どうなるんでしょうね？』









プ「……ﾁｯ。」









喋りすぎた……疲れた……


この後……ロケか。じゃあ車の中で少し……






バァァァァンッッッッ！！！！









は？誰？ドア壊れっぞ？



















振り向くとそこには、涙目の彼らが立っていた。

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