マネージャー 無表情 なぜ。[WEST]

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あなたside



パソコンと向き合うこと数時間。

そろそろ着く頃なので二宮さんに声をかける。



『二宮さん、そろそろ着きます。』



肩を少し叩けば、パチッと目が開く。


寝起き良いとほんとに助かるなぁ……。









ドアが開き、歩き出す。







二「じゃ、俺こっちだから。………なんかあったらここに連絡してよ。メンバーに言いづらい事もあるでしょ？何でも話せる仲になるには時間掛かるからねー。」



んじゃ、と言って出口へ歩き出す。


私の手には電話番号とLINEのIDであろう数字が書かれた紙。







………………男前だ……！！！











私も早く事務所に報告して帰らねば。


車は関西の事務所に置いてきたからタクシーで向かう。





























斎藤さんへのお礼も終えて、やっと帰宅。





あ、小瀧さんに連絡しなきゃ。





A今、ホテルに戻りました





既読早。すぐ付いた。なんて思っていれば今度は電話が掛かってくる。



あれだけ電話は面倒だのなんだの言ってた小瀧さんが、自分から掛けてくるとは……





『はい、もしもし。』






小「あ、えっと俺やけど。あの、ほんま、ごめんなさい。めっちゃ迷惑かけた。」




『…まぁ、疲れてないと言えば嘘になりますけど、』





小「うん、」




『取り敢えず、丸く収まって良かったです。小瀧さんもお疲れ様でした。
……次からはもう少しで警戒心を持った行動を心がけて下さいね。』





小「…はい。ごめんなさい。
……こんな時に聞くんもあれなんやけどさ、もし、もしやで？俺がほんまに付き合ってたとしたら、どうしてた？」





なんじゃそりゃ。そんな分かりきってる事を聞くなんて。





『小瀧さんが真剣にその方との将来を考えているのであれば、私は全力でサポートします。ですが、少しでも揺れが見えるのであれば……離れることを推奨すると思います。』





小「真剣なら、別れさせないん？」





『小瀧さんはアイドルである以前に、1人の男性です。私はそれなりの幸せを掴んで欲しいと思っています。ですから、小瀧さんが心に決めた方がいるのであれば、私がそれに反対する権利はありませんよ。』






小「……そっか。やっぱりAは優しいなぁ。
ほんまに、今日はありがとう。……おやすみ。」



















今日は、私ももう寝よう。

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