元空を駆ける天才オールラウンダーは排球部に居ます！【弱虫ペダル】【ハイキュー】 (ページ14)

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第一二話　敗退とライバルページ14

『…ｯ.…!』

私達はコートを後にした。
準々決勝敗退。

(強かった…)
目からは涙が止まらず、それでも、涙を止めようと必死に拭いた。そして、私達は監督の挨拶、観客席への挨拶をした。試合が終わってから先輩達を見て、私はただ見ているだけしかできなかった。私は何もできないのが悔しかった。

『次は絶対負けないよ。』

と言い私たちは会場をあとにした。

❀

「次も負けないよ、白咲夢羽ちゃん…ﾎﾞｿｯ」

コートに立つ一人の少女が小さく呟いた。

「葉月!行くよ!」

「はいっ！」

と少女はコートを去っていた。背中のユニフォームには″井闥山″とかかれていた。「風神葉月」井闥山学院高校の女子バレー部一年生レギュラーにして、すごいテクニックを持つ。
ポジションはウイングスパイカー。

「それにしても、葉月。楽しそうだったね。」

葉「まぁ、あの子がいたから…」

「あの子？あぁ、あの箱学一年のウィングスパイカー？」

葉「【コートの天使】噂通りだった。一瞬でも気を抜いてたら、負けてたと思う。」

葉月は夢羽のプレイを思い出しながら、言った。

自由に舞い、そして、天使の翼をまとい美しく綺麗に飛び舞い降りる

葉(また、会えるのを楽しみにしてる…)

❀

(「風髪葉月」…凄い選手だった。)

バスの中で夢羽は窓に映る景色を見ながらそう言った。