碓氷真澄 編 ページ2
真澄「…ただいま。」
綴「おっ。真澄おかえり。」
咲也「遅かったね。どうしたの?」
真澄「…文化祭の準備。全員強制で参加させられた。」
咲也「そうなんだ…。お疲れ様。」
綴「とりあえずお風呂でも入ってきたらどうだ?今ならまだ監督が入る時間じゃないし。」
真澄「…そうする。」
風呂場に向かい、洋服を脱いでドアを開けると愛しの監督の姿があった。
真澄「…監督♡」
いづみ「えっ真澄くん!?ちょっと待ってもうすぐで出るから!」
真澄「焦ってるアンタも可愛い…」
いづみ「そんなこと言ってないで一旦外出て!…って開かない!?」
真澄「…貸して。」
ドアを開けようとしたが、俺の力でもビクともしない。
いづみ「仕方ない…助けが来るまで待つか…。」
真澄「お風呂でアンタと二人きり…♡」
いづみ「真澄くん、変なことしないでね。」
稽古で汗だくになった身体を洗おうと、ボディーソープを手で全身にすべらせる。ふと、俺は自分の手が背中に届かないことに気づいた。
真澄(どうしようか…あっ、監督に洗ってもらおう。)
真澄「ねえアンタ…背中洗って。」
いづみ「え…なんで?」
真澄「…背中に手届かない。」
いづみ「…もう、仕方ないなあ」
監督の手が俺の背中に触れる。監督の細くてしなやかな手が俺の背中を優しく撫でていて、とても気持ちいい。
真澄(あったかいなあ。)
ふと、後ろを振り向くと監督が俺の背中をまじまじと眺めていた。
真澄「…なに?俺の背中好き?」
いづみ「ううん。違くて、やっぱり真澄くんって男の子だなあって。私とは筋肉の量も違うし、重い荷物さえ軽々と持ち上げちゃうし。」
真澄「…もっと褒めて。」
いづみ「話聞いてた?」
真澄「…俺もアンタの背中洗うからあっち向いて。」
いづみ「ええ!?そんなこと聞いてない!」
真澄「いいからそっち向いて。」
いづみ「ええ…」
監督が俺に背中を向けようとした途端、綴たちが俺を呼ぶ声が聞こえた。
真澄「…チッ」
綴「真澄ー!何してるんだ!?」
咲也「あれっ、鍵かかってる!今開けるね!」
真澄「今いいとこだったのに…」
いづみ「あはは…」
────────
後日談
綴「真澄、お前監督に変なことしてないだろうな?」
真澄「…してない。」
1人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下の注意文をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年9月26日 15時) (レス) id: 9d9b5611c3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:nijimiya | 作成日時:2019年9月26日 13時