アサガオの散る頃に/？ ページ9
※ボカロパロ、意味不明、相手ねつ造自由
無機質な白い部屋。
五月蝿く鳴り続ける蝉時雨が私の心に響き、
その度に私の頬を静かに濡らしゆく。
ふと窓を見ると全てが茜色に染まっていた。
君が大好きだと言っていた、茜色。
…大方今は綺麗なこの空も、
きっと、数分後には黒に染まってしまうんだろう。
季節は、移りゆくものなんだから。
…でも、
「そんなの、いやだ」
そう呟き、体に繋がっている管を強引に剥がし
真っ白い部屋から飛び出す。
後ろからの怒号は聞こえないふり。
体の節々が悲鳴を上げてもそれも、聞こえないふり。
気が付くといつの間にかよく君と訪れた、
空が綺麗に見える海に来ていた。
膝まで浸かり水を両手で救う。
それは少しづつ黒に染まって行く空を鮮明に映していた。
…君が、遠のいて行く。
水を零し、空に手をかざしてみる。
いくら夏と言っても、あまりにも空は高すぎて。
きっと、私は一生この色を掴む事は出来ない。
「ずっと、茜色のままだったのなら、
どんなに幸せだったのだろう。」
別に、近づきたいなんて思わなかった。
遠い場所から見ているだけで良かったのに。
それすらももう叶わなくなってしまった。
「胸が、いたいよ、」
自然と膝が落ちる。
夏がまだ終わりたくないと意地を張るに連れ、汗ばんていく。
…いや、もう汗か涙か水かも分からなかった。
海の浅瀬に寝そべりもう1度手を上にかざしてみる。
…こんな衰弱してしまった手では君を繋ぎ止めておけない。
「……あぁ、夜には、消えてしまうんだ」
君も、そして私も。
「朝顔の散る頃に、きっと、私はーーー」
夏にしか咲けず、朝しか開かない。
そんな短い人生の中で君に出逢って恋をして。
「私はとても、幸せでした。」
はじめまして、また明日/フジ→←音楽室で、また明日/FB777
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透夏(プロフ) - きのこの子さん» 返信遅くなってすみませんっ。始まりましたねツアー！私も参加予定です！これからもっと面白い話を更新していくのでよろしくお願いします！ (2016年11月13日 22時) (
レス) id: bc92396a77 (このIDを非表示/違反報告)
きのこの子 - 更新待ってます！！ (2016年11月8日 12時) (レス) id: 5f6b825457 (このIDを非表示/違反報告)
きのこの子 - あと少しでＭＳＳＰの全国ツアーですね！！ (2016年11月3日 8時) (レス) id: 5f6b825457 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透夏 x他1人 | 作成日時：2016年9月11日 15時
