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28話 ページ29
鬼が死んだのが確認できた。
『よくやった。では、帰るぞ。』
そう言って我はしゃがんで、背中を胡蝶に向けた。
「な、何をしてるんですか?」
『背負おうとしてる。早く乗れ。』
「でも、私歩けますよ。怪我もしてませんし。」
『疲れてるだろう。乗れ。』
本当は早く家に帰りたいだけだが。
「お断りします!あまり面識のない男性と、体が触れ合うのも気が引けます。」
『我は女だ。』
何故鬼殺隊の奴らは、人の性別すら分からんのだ。
気配で男か女かくらいわかるだろう。
「あっ、女性でしたか。すみません。でも、自分で歩けるので大丈夫ですって。」
これ以上、口論するのも面倒だったため、立ち上がって胡蝶を俵担ぎし、蝶屋敷に向かった。
「ちょ、ちょっと!おろしくてください!」
会った当時はカナエに似てると思ったが、今考えればあまり似てないな。
怒りっぽい。
そういえば、カナエが怒ったところ見たことないな。
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作者名:kogyu788 | 作成日時:2023年5月3日 16時