【名探偵コナン】死なないように、疑われないように

26話 ページ28

ピンチすぎて笑えなくなってきた。


やばい。


コナン君の眼鏡は光ってるし、安室さんは上目遣いで可愛くこっちを見てくるし。


もう年齢が分からないね！


「Aさんの言っていることは矛盾しています。………『降谷』とは誰ですか？」


「た、多分、映画とか漫画とかで聞いたんだと思います……！公安警察の話とか好きですし！」


これは………


結構キツイか？？



でも本当に漫画だから！


漫画で降谷さん出てきてるから！！



「……あれれー？今スマホで検索してみたけど、『降谷』って苗字のキャラクターも人名も出てこないよ？」


そりゃあそうでしょう！！


だって私の言う『降谷』は、今私の目の前にいますからね！


そもそも何で検索しちゃうかな！？


「そろそろ誤魔化しも難しくなってきたんじゃないですか？」


「自白しちゃった方が楽だよ〜」


いや、ここどこ！？


警察の尋問ですか！？


安室さん警察だけど！！


こういうので冤罪とかになるんですよね！？(←ドラマの見すぎ)



………



「はぁ……分かりました、全部話しますよ」


……話すことにしました！


これ以上粘ってももう無理だ！


抜けない沼にハマってしまった！


「まず初めに、私はあなた達の敵ではありません。コナン君には言ったけど、『悪い奴ら』の敵です」


ここを誤解されちゃまずいから、初めに言っとくぜ！


誤解されたら、さっき以上の尋問を受けることになるからね。






「そして次に、コナン君が工藤新一だということ、安室さんが降谷零で公安警察だということも知っています」


言い切った瞬間、2人の目の色が変わったのが分かった。




………なんで！？


君たちの敵じゃないって言っただろー！？


頼むからこれ以上疑わないでくれ！

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