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何も疑わずに生きてきた。


――あの日、両親を失うまでは


私は普通の小学生だった。

普通の家庭に生まれた、普通の女の子。

一つ、他人と違ったのが、


私には“霊感があった”。


ただ、それだけだった。

しかし、その所為で母さんと父さんは死んだ。

原因は私だ。

私が、母さんと父さんを殺した。




雨の日の夜、習い事の帰り両親が迎えに来てくれた。

帰り道、横断歩道を見ると、赤い傘をさした少女がいた。

しかも赤信号。

私が急いで彼女を此方へ連れて来ようとした。けど、

「――!ダメっ!そっちには誰もっ!」

え?

両親は私が人間以外のモノを見るのを知っている。
だから、幽霊かどうか、教えてくれた。

赤い傘をさした少女は此方を振り向き、笑って言った。


「おいで」


トラックが、私達を轢いた。
母さんと父さんに庇われた私は、奇跡的に生きていた。



その日から私は、疑うことを始めた。





狐疑逡巡――
疑い深く、あれこれと迷って決心がつかないようす。執筆状態:完結





























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つなかん(プロフ) - うぉぉぉぉ!!とってもおもしろかったです!!towacoさんもアブさんもセピアさんもつわはすさんも大好きなので、とっても嬉しかったです← 更新を楽しみにしてますね(^∀^) (2014年9月19日 21時) (レス) id: e2a24b1550 (このIDを非表示/違反報告)
幸音(プロフ) - HOLiC大好きなのでなんとも言えないです。ありがとうございます。 (2014年4月3日 23時) (レス) id: dab6556314 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:KJ−キングジャック− x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2014年4月3日 9時

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