メリオダスには婚約者がいた

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翌日、目を覚ました私は朝食を食べ、服を着替えた後

家事を教わるためメイドが集まる部屋に向かった。

何故、家事を教わりに行くのか、それは

嫁いだ時、何も出来ないと申し訳ないし、

少しでも振り向いて貰えるよう頑張ると、昨日決めたからである。


********メイド室*******

メイド1「そういえば、聞きました？お嬢様の婚約の話！！」

私がメイド室に向かっていると、中から私のことで盛り上がっている様子が窺えた。

メイド2「聞いた！聞いた！」

メイド3「私も聞きました！でも………………」

メイド2「でも……何？」

明らかに不機嫌になったメイドの声が聞こえる。

メイド3「お嬢様、ちょっと可哀相ですよね。まだ12歳なのに………」

メイド2「12歳だから何だってんだ。坊ちゃんはまだしもあいつは何の役にも立たないし、そんな奴の為にこっちは好きでもって無いのに12年も世話してやったんだ。少しはありがたいと思わんのかね」

メイド1「確かにそうですよね。実際、家事の一つも出来ないんじゃ嫁いだ所で殺されて終わりですよ」

メイド達の笑い声が聞こえる。

私は本当に誰にも好かれていなかったのだと改めて思う。


私はそっとメイド室から離れ、庭に向かった。

4→←2

• 金　運: ★☆☆☆☆
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ラッキーカラー

あずきいろ

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