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私は恥ずかしく思いながらもその手を取って立ち上がる。
三日月の方を見ると、心なしか彼も照れているようだった。
暫くの沈黙。
少し気まずく思いつつ、心地好いとも思うのは三日月だから。
しかし、何時までも一緒にいるわけにもいかず、私と三日月は
互いの戻るべき場所に帰って行った。
………次また会うという約束を交わし………
*********
次は私が三日月と夫婦刀になる契りを交わす日の場面だった。
結局三日月と会ったのはこの日が二度目だったが、
顔を合わせた時はお互いに驚いていた。
それまで夫婦刀になることを不安に思っていたのがまるで嘘のように
幸せに思えた。
私達には揃いの紋が彫られた。
三日月の中に桜吹雪があるような紋だ。
人の肉体でいうと、三日月は項。
私は鎖骨の下、左胸の辺りに彫られた。
私はそれだけで満ち足りた気持ちになったのだ。
その日の夜。
私は三日月と縁側に座り、中庭にある、月に照らされた桜の木を見ていた。
実を言うと私はまだ不安に思っていることがあった。
それは、三日月の気持ちである。
私は三日月に惹かれ、三日月の事が好きだったから幸せに思えるが、
三日月はそうでは無いかも知れない。
そう思い三日月の横顔をじっと見ていると
三「ははっ なんだ？桜よ。俺の顔に何かついておるのか？」
とわたしを見ながら笑いかけてくる。
三日月に聞いて肯定されることを恐れはしたが、聞いてみることにした。
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カイト(プロフ) - 続きをかいてください！ (2020年11月3日 12時) (
レス) id: dc7be63a62 (このIDを非表示/違反報告)
猫マシュマロ2 - ピンクの表現が雀の涙ほど欲しいです…。更新、頑張ってください！応援しています！ (2020年9月24日 16時) (レス) id: a09a5ea08b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜月 x他2人 | 作成日時：2018年7月7日 11時
