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I'm a super hero ページ19

「抵抗もせんのか。つまらんもんだな。」
顔を叩かれた。
頬が赤くなり少し熱くなる。
こんな男に貰ったドレスを身に纏い、こんな男にまさぐられる。
最悪だ、と心の中で呟く。
人の役にも立てず一宿一飯の恩義に報いることもできず。
あー気持ち悪い。
「まるで死体と話しているようだな。」
ハサンは面白くなさそうに服を脱がしていく。
最低だ、と思った瞬間に爆発音が響く。
「なんだ!」
部屋にノック音が響く。
服を着たハサンは報告を聞いた。
「ルパンが侵入しました!」


正面突破、しかも一人で。
「自業自得とはいえ,,,。」
ロケットランチャーをぶっぱなす。
「ちっとばかしキツイのよね。」
塀の上から銭形を呼ぶ。
「とっつぁん!頼みがあんだけっどもがよ?」
「貴様の頼みなんぞ聞くかぁ!!」
「うちの女王様取り戻したいのよ。」
「彼女はお前と『無関係』だ!お前と協力なんぞせんが、彼女は逃がす!」
「良いねぇ!」
穴を開けた所から突入する。
「続けぇ!」


地下から入り込んだ三人はそれぞれの道を拓く。
一人は一階を制圧し、一人は右から一人は左から上を目指す。
時間はない。
「もう!うるさいのよ!」
マシンガンで一階を制圧した不二子は上に向かう。
少しでも倒して置かないと帰りが怖すぎる。

寝室につながるドアは2つ。
一つは謁見の間。
もう一つは書斎。
先に着いたのは五右衛門。
謁見の間に入るとハサンが鎖を持って待っていた。
「遅かったね。のんびり楽しませて貰ったよ。」
着衣は乱れ、左の頬が赤くなっている。
表情はいつものように無表情だ。
「貴様!」
五右衛門が斬鉄剣に手をかける。
「いいのかい?」
薄ら笑いを浮かべながら銃口をAに向ける。
「ぐっ!」
斬鉄剣を床に落とす。
それを見たハサンは銃口を五右衛門に向ける。

その時寝室のドアが開く。
次元はハサンの腕を撃ち抜いた。
「貴様らぁ!」
ハサンが叫んだ瞬間、斬鉄剣を拾った五右衛門がハサンの顔を切る。
「つまらぬな。おぬし。」
次元はAの傍に駆け寄る。
「おい!」
赤くなった頬に手を当て抱き寄せた。
「悪かった。守ってやれなかった。」
次元は自分の口から出た言葉に驚いていた。
「ばぁか,,,。」
Aは次元の胸に顔を埋めて小さく呟いた。


不二子が上まで上がってくる。
「ちょっとぉ!イチャイチャしてないでよ!そんなとこで!」
ハサンの顔を見て不二子は痛そうな顔をした。
「いい男が台無しね。」

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ユン(プロフ) - 黒い羊さん» いえいえ!応援しています! (2019年11月12日 6時) (レス) id: ca6f64574e (このIDを非表示/違反報告)
黒い羊(プロフ) - ユンさん» ありがとうございます!他の方からの意見は参考になるのでありがたいです!次の作品に生かしてみます! (2019年11月12日 0時) (レス) id: e982612239 (このIDを非表示/違反報告)
ユン(プロフ) - 作品を拝見させていただきました!!!ストーリー性が素敵で面白い作品だと思います!ちょっと厳しめに感じたことをいうと○○がーだった。という表現などを例えば彼女の顔にはまばゆいばかりの笑顔が溢れていた、だとかうまく表現を工夫したらいいのではと! (2019年11月11日 23時) (レス) id: ca6f64574e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒い羊 | 作成日時:2019年9月6日 8時

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