大好きな君たちへ〜難波南〜 Anotherstory (ページ7)

今日:5 hit、昨日:17 hit、合計:4,474 hit

修学旅行編ページ7

南side

中津「あー、あの！えーーと、アイム、ジャパン！……えっとーー。アイライク〜テンプ〜ラ〜…アー」

佐野「何遊んでんだよ」

中津「ンだと？ゴルァ。俺は必死にA先輩見てないか外人に聞いてるんだよ！」

佐野「全く関係ないことばっか喋ってんじゃねーか。」

中津「うるせぇ！！」

中央/関目「……ひぃ！！！すみませんでしたァァ！」

瑞稀「Excuse me！！」

こんな時でもアイツらは馬鹿なこと言ったり外人と目が合っただけでビビり散らしたり。真面目に探してんのか？
芦屋だけが唯一の頼りだよ。

瑞稀「この路地裏に入って行ったって！！」

南「でかした！芦屋！」

頼む。無事でいてくれ、、

そんな願いは叶わず、路地裏を進んでいくと押し倒され服に手をかけられているAがいた。俺の中で何かが切れた。

中央「先輩！難波先輩！もうやめてくださいよ！」

中津「落ち着いてください！」

何も届かねぇ。Aを傷つけたコイツを許さねぇ。

ギュッ

南「！？」

「南、助けに来てくれて、ありがとう。でももうやめて？南の手が傷ついちゃう。」

俺、何馬鹿なことしてんだよ。こいつを殴ることよりも、
Aに寄り添うのが1番なのに、マジだせぇ。

南「……ごめん、俺が目を離したから。」

「ううん、私が勝手に離れちゃったから。ごめんなさい。……皆も迷惑かけてごめんなさい。」

他の奴らにも謝るA。
もう、絶対離さねぇから。絶対怖い思いさせないから。

そう心の中に誓った。