声、返して下さい。【HSJ】

だいじょぶだいじょぶ。大丈夫だってば。 ページ11

伊野尾は今日、某一大事解決系JUMP冠番組のロケを薮とすることになった。


ジェットコースターでめちゃくちゃ叫んでどれぐらい声がでるのかというものだ。




「なぁケ・ケ・ケ。お前俺が絶叫系無理だって知ってて呼んだろ。」



「あれ？そうでしたっけ？記憶にないなぁ。」



「おい！」



なんなかんやあって伊野尾はジェットコースターに。



「あぁ………けほっ、う¨う¨ん。」


動き出した。



「うわっ、、、、高い、、けほっけほっ、、、、う¨う¨ん。ヤバ…」



テレビなので喋らなければいけないが、伊野尾は喋ることを止めた。



ジェットコースターから降りるといったん撮影休憩。



すると薮が。



「おい、伊野尾。一応テレビなんだから喋れよ。」



「けほっ。分かってる。トイレ行ってくる」




伊野尾の頭にはこのまま声が出なくなるのではないかということばかりだった。




「だいじょぶだいじょぶ。大丈夫だって。」



一人自分を慰めた。

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