緑谷出久のお姉ちゃん【ヒロアカ】 (ページ9)

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第七話無個性ページ9

本当に夢みたいで、今もずっと夢なんじゃないかと思い続けてる

pururururu.pururururu

「うわぁっ！？」

当然僕のスマホが鳴りだした

「ど、どうした緑谷少年！」

相手はどうやら、お姉ちゃん…
はっ、そういえば今まで忘れてたけど僕あそこにお姉ちゃん置き去りにしてたじゃん！！
ど、どうしよう怒ってるよね…オールマイトについて行ってヴィランに飛び込んだなんてお姉ちゃんが知ったら激怒しそう…
あぁもう出るしかない！

「"も、もしもし…"」

『"あ、出久？よかったぁ…テレビ見たよ、大丈夫だった？"』

ふ、普通だ！
いつものお姉ちゃんって感じ…
でも、心配かけちゃったな

「"あの、途中でいなくなってごめん！オールマイトにあって気が早まっちゃったって言うか、その…"」

『"あぁその事なら全然気にしてない！すごい心配だったし出久を任せちゃったオールマイトにちょっと申し訳なかったけど、怪我はしてない？大丈夫？今どこ？"』

「"えっと、怪我はないし大丈夫！場所は＿＿＿"」

お姉ちゃんに場所を教えると、今から向かうと言われ電話を切られた
怒ってないのはいいけど、その前にオールマイトと分かれなきゃ

「あの、オールマイト！」

「聞いていたさ！とりあえず、明後日の早朝ここ近くの海浜公園に来てくれ！」

「了解です！あ、早めにここから去った方がいいかと…」

お姉ちゃんは昔から足が速かったし、運動神経もいいからここに辿り着くのは早いはず！
萎んだオールマイトと一緒にいたらお姉ちゃんがこの人誰？ってなっちゃう
その時どう説明しよう…

『お〜い！出久〜！』

「へっ！？お姉ちゃん？！」

いくらなんでも早すぎる！どうしよう！

「お、オールマイト…！」

「今私がここから去ったら余計お姉さんに怪しまれてしまう！とりあえずここは知り合いってことで通して！」

オールマイトと小声で話し合ってると、お姉ちゃんが僕に駆け寄ってきた

『よかったぁ、無事だったんだ…あっ、そうだ勝己は！？あのヴィランに捕まってたでしょ？』

「かっちゃんなら、怪我もなく大丈夫みたい！」

『よかった…もう出久のバカ！もう二度と火の中に飛び込むなんて危険なことしないで！ただでさえ今日ヴィランに遭遇して肝が冷えたのに！勝己を助けるためだとしても、自分の身を犠牲にすることないでしょ！？私がどれだけ心配したか！』