緑谷出久のお姉ちゃん【ヒロアカ】 (ページ7)

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第五話進路希望ページ7

『ただいま〜』

「おかえりA！あら、出久は？」

いつも私と出久は二人が帰っている為、別々に帰ることは本当に珍しい

『それがね、さっき出久と一緒にヴィランに遭遇して………』

私はお母さんに先程の出来事を伝えた

「オールマイトに！？まぁ、確かにオールマイトと一緒なら大丈夫だと思うけど…心配ね」

『30分経っても帰ってこなかったら探しに行くよ。出久は賢いし大丈夫だとは思うけどね』

「そうね。A、晩御飯の支度手伝ってくれない？」

『うん、着替えたらそっち向かうね』

「えぇ」

そう言って、お母さんとは別れた
私は自室に入り制服から部屋着へと着替えた

✿✿✿

私の部屋は、出久のようにヒーローに関するものに溢れている訳では無いが、それなりに好きなヒーローのフィギアやグッズを飾ってはいる

エンデヴァーやホークス、周りにはあまり知られていない抹消ヒーロー・イレイザーヘッド等など
イレイザーはグッズがほぼ無いに等しいので自作のものもあるが
オールマイトのグッズは、出久に全てあげているため一つも持っていない

他にもアニメやゲームに関するものもちらほら置いたり
これといって特定のものを集めている訳でもないため色々なものが混ざって置いてある感じ

出久とお揃いで買ったものもいくつかあるけど、それは全部大切なものだから常に金庫的な場所に仕舞っている

まぁその話はいいとして、私はお母さんの晩御飯の支度の手伝いに向かった

『お母さん！何から手伝えばいい？』

「そうねぇ…手伝って欲しいとは言ったけど特になかったみたい！テレビでも見てて頂戴」

『そっか！あ、コップ取ってくれない？』

「えぇ」

出久とお揃いのマグカップ
出久のはオールマイトが大きく写ってるカップで、私のはそのエンデヴァーver.
お友達を呼んだ時とかは他の猫や犬の可愛いやつを使うけど、小さい頃二人で選んだ思い出があるからずっと大切なもの

そして今日、進路調査の紙が配られた
基本みんなヒーロー科志望なため悩まない人が多かった
けど私は、これ以上ないくらいに悩んでいる

ここで重要なのが、私が出久とおなじ高校を目指すという点
出久一人を高校に放り込むなんて絶対にできない
ただでさえ無個性だからといじめられているのに、一人高校でぼっちにさせる訳にも行かないし