緑谷出久のお姉ちゃん【ヒロアカ】 (ページ6)

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第四話オールマイトが好きな弟ページ6

『あ！あと、弟はオールマイトさんのファンで…』

「サインだね！このノートでいいかな？」

オールマイトさんがみせてきたのは、出久が帰り道ずっと持っていた勝己に爆破されてボロボロになったヒーローノートだった

『はい！お願いします』

「少女の分もいるかい？」

『あっ、いえ私はお構いなく』

私はオールマイトも好きだけど、一番好きなのはエンデヴァーさんですから！
口には出せないけど

「ヘイ！ヘイ！ヘイ！」

そう言うと、オールマイトさんは出久の頬をペチペチとしていた

『む、無理に起こさなくても…』

でも出久がずっと眠ったままだと帰れないしな…
そう考えると、今起こしておいた方がいいのかも
けど出久はヴィランに遭遇したばかり…
あぁお母さんになんて説明しよう？出久に怪我がないのが幸いだけど

「あ！よかったぁ」

「ぎゃあああああ！？！？」

「いやぁ、悪かった！ヴィラン退治に巻き込んでしまった！いつもはこんなミスはしないのだが、オフだったのと、慣れない土地で浮かれちゃったかなぁ！HAHA！」
「しかし、君たちのおかげさ！無事、詰められた！」

そういうと、オールマイトはコーラのペットボトルに入ったさっきのヴィランを見せた

よかった、出久起きたんだ…
元気そうでよかった、本当に…

「あぁ、そうだサイン！サイン！あぁどれか…あのノートに！」
「してある！？！？わぁぁぁぁありがとうございます！家宝に！家の宝に！」

「じゃ！私はこいつを警察に届けるので、液晶越しに、また会おう！」

『オールマイトさん、ありがとうございました！』

「それじゃあ、今後とも、応援よろしくね！」

そう言って、オールマイトはジャンプで消えてしまい私は出久と帰る…はずだった

『ッ出久！？どこに…まさかオールマイトについて行ったんじゃ…！』

空を見上げるとオールマイトの足に黒い学ランを着た出久が…

『出久！どうして…』

どうしよう！私はオールマイトがどこに行くが分からないし…
オールマイトのことだからちゃんと出久が家まで帰れるようにしてくれるはずだし、私は家へ帰ろうかな…

あぁもう出久のバカ！いくらオールマイトが好きだからってついて行くなんて…

でも今の私はどうしようもないからとりあえず帰るか…