緑谷出久のお姉ちゃん【ヒロアカ】 (ページ18)

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第十四話作戦ページ18

雄英のヒーロー科に受からなければヒーローを諦める、お姉ちゃんは僕にヒーローになって欲しくないから僕がヒーローを諦めるならお姉ちゃんも納得するだろう

多分記念受験的なものだと解釈してくれるだろう

特訓を手伝ってもらうのはお姉ちゃん的には嫌かもだけど、個性がない人は個性を持つ人に叶わないって考えなら、いくら僕が特訓しても意味ないって思うかも。
意味ないって思うなら、手伝っても雄英に合格するに至らない強さだったら問題ないってお姉ちゃんは考えるから、手伝ってくれるかも

なんとなく、根拠は無いけどなんとなく想像が着く

それに特訓に付き合ってもらえば自然とオールマイトと接点もできてオールマイトがお姉ちゃんを見極められる

今僕が考えられる最善の方法
これが上手くいかなかったら…まぁそれはその時に考えよう

✿✿✿
Aside

リビングに行くと、お母さんが台所で料理をしてる姿が見える
出久はソファに座ってスマホをいじっていて、多分ヒーローニュースを見てると思う
出久の隣に座るのもなんか気まづいし…お母さんの料理はもう完成しそうだから手伝いも要らなそうだし
席に着いて大人しくしておこう

あぁでも、その前に挨拶かな

『お母さん、おはよう…いやこんにちは？』

「A！よかった、起きたのね。この時間ならこんにちはかしら」

『うん、こんにちは』

椅子に座って食事用の机からテレビを眺めてると、いい匂いをさせた料理が運ばれる

『美味しそう！』

出された料理は、今までに見た事ないものもあった
お母さんのレパートリーはだいたい把握してるけど…このおかずは初めて見たな

「出久～ご飯できたよ～」

「あっうん！よかった、お姉ちゃん来てたんだ」

『お腹すいてるからね。出久も早く座ったら？』

笑顔で返事をして、私の横の席に座る出久
私たち双子の定位置はいつも隣同士で、私の前にお母さんが座る
そういえば、昨日のヴィランのニュースを見た時にエンデヴァーのマグカップ落として割れちゃったけど今日から何使おう…
というか結構お気に入りだったからショックだな…
それに出久になって説明しようかな？

「あれ、お姉ちゃんそのカップ…」

『あ、はは…実は昨日、出久が火の中に飛び込んで行くニュースを見て驚いて落としちゃって…ごめんね、おそろいだったのに』

「えっ…そんな！謝るのは僕の方だよ！お姉ちゃんあれ気に入ってたでしょ？僕のせいで…」

『出久のせいでは無いよ！？気にしないでほんとに』