緑谷出久のお姉ちゃん【ヒロアカ】 (ページ12)

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第十話解決へページ12

「お姉さんは君の身を案じてヒーローの夢は諦めた方がいいと言っていた。無個性の君がヒーローになるのは難しいと私も思う」

ビルの上で、オールマイトはお姉ちゃんと同じようなことを言っていた

「私の個性を引き継げば、君はヒーローになれるだろう。だがこの秘密は社会の混乱を防ぐため私は極わずかの関係者にしか明かしていない。君は私の後継者になる存在であり秘密を守れると思ったから言った。けど私は彼女がどんな人柄で、秘密を守れる子かどうかまだ分からない」

「っお姉ちゃんはいい人です！いつも僕のことを考えてくれてて…！」

「それは分かっている。でも君はそう思っていても、もしかしたら本当はそんな性格じゃないのかもしれない。疑いたくは無いが、少なくとも私は彼女を信用しきれていない」

…確かにオールマイトからしたら、お姉ちゃんはよく知らない人なのかもしれない
良い人だということを僕が一生懸命伝えたとしてもオールマイトは信じきれないだろう

「だから、これから君を通して彼女がどんな人なのかを見定める。君にはこれから雄英受験日まで私と一緒に特訓をしてもらう。その間、私はどんな形であれ君のお姉さんを信用できるように頑張るさ」
「私が君のお姉さんを信じれる時が来たら、この秘密を明かしてもいいと思う。なんたって、私の後継者の大事な大事なお姉さんなんだからな！」

そう言って、オールマイトは豪快に笑った
そうだ、諦めるにはまだ早い

「僕、お姉ちゃんと仲良くなれるように頑張ります！」