白亜の殿堂 ３ 【Sho&Nino】

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二「俺は朝までにやることがあるの」



雅『俺だってあるよ！』



二「だったら、適当に駅前のビジネスホテル見つけて、ぶち込んでおきゃいいから」



雅『ぶち込んで……いいの……』



――なにイヤラシイ相談してるんですか！――



雅『ち、違うっ！変なこと考えてるのそっちだろ！それに、人の電話聞くのやめろよ！』



――こんな狭い事務所じゃ、嫌でも聞こえてくるんです！――



雅『他人ん家、狭いとか言うな！』



――あなたの家じゃありません〜っ ここは誰の家でもありません〜っ――



雅『俺達には家みたいなもんなんだよ！ヨソモノにはわからないだろうけどっ』





口論のレベルが小学生だよ……


ま、ギャーギャーやってるうちに朝が来れば、ホテル代も浮いてラッキーか(笑)





二「わかった？ 5時5分にはホームに来させろよ？」



雅『あなたの脚なんか、全っっっ然見たく……え？ なに、ニノ、何か言った？』



二「電車は5時10分発！ 乗り遅れたら、その女はずーっとお前預りだから！覚悟しとけ！」



雅『ちょっ、ニ……』




スマホの電源、OFF。





・





心の中で相葉さんに ご愁傷様 と手を合わせた。


遥バァちゃんには……いらないね。


ダメージ受けてんのは、どう考えても相葉さんだけだから。(笑)







あのバァちゃん、物怖じしないどころじゃないからね。

うかつに連れて歩けるキャラじゃないよ。まったく。

爆弾抱えて歩くようなもんだから、危なくてしょうがない。




でも、ダイナマイトだってうまく使えば人類の役に立つように

爆弾娘にも使い様はある。


現に、今日の紙袋の返却は「呂崎さんに渡せませんでした〜。すみませ〜ん」と

あっけらかんと終わらせてくれた。実に理想的にね。



無防備に仁王立ちして、紙袋差し出して、空いてる腕はダラーンと下げて……

あれを見てウラを勘ぐる人は、なかなかいないでしょ(笑)





・





ま、そんなわけで、バァちゃんのお仕事はこれにて終了。



ワタクシは身軽になってもう一仕事。

朝イチまでに終わりますやら……



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