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俺は何て言えば良いかわからなくて
モゾモゾお尻を動かして、冷えてきた足先をお尻の下で温めてみたり
茶碗の模様をじっくり眺めたりして、ｼｲちゃんの次の言葉を待った。
さっきからほとんど喋らないにーちゃんは、無表情でお茶をすすってる。
ｼｲ「親が離婚寸前。秒読み段階って感じ。
お母さんは家を出て行っちゃって帰ってこないし、
お父さんはそれでも仕事仕事って……仕事に逃げて話にならない。
最悪の状況」
雅「そう……なんだ……」
にーちゃんが小さく「ふーん」って呟いてるのが聞こえた。
ｼｲ「前にお婆ちゃんの家に住んでた時から、仲は良くなかったけど、
引越した後もどんどん悪化して、家ん中ピリピリして。
お互いの悪口を私に言うって、親としてどうなの？って思うよね。
毎日毎日それを聞かされる子供の身にもなってほしいんだけど」
お婆ちゃんの家にいた頃から、そうだったんだ。
全然気付かなかったよ。俺、まだガキだったし。
お婆ちゃんとは仲良しだったけど、おじさんとおばさんはよく知らないもんなー。
ｼｲ「親の都合で何回も転校させられて、そのたびに友達もいなくなって」
うーん
転校って、そうだよね。
すごく仲が良かった奴でも、いつのまにか疎遠になることが圧倒的に多い。
今でも連絡取り合ってる友達って、考えみたらゼロなんだよな。
ｼｲ「それで今度は別居だとか離婚するとか……ゴタゴタでさ。
こっちは振り回されてボロボロなのに。そんなの全然わかってないし。
もう、離婚するならするでサクッと済ませてほしいんだけど」
に「ま、そんな簡単なことじゃないんでしょ。親には親の都合も感情もあるんだし」
にーちゃんが立ち上がった。
まさか、俺だけ残して退場しちゃう気じゃないよね……
・
にーちゃんはそのまま黙って廊下に出て行っちゃった。
トイレかな……
今日は冷えるもんね……
黙り込んだｼｲちゃんに、何か言わなきゃって思った瞬間
頭の中で何かがポンと弾けた。
ちょっと……待って……
俺、すっかり忘れてたけど
にーちゃん……
にーちゃんの両親も……離婚したんだった……
にーちゃんは昔の家族の事はほとんど話さないし
母ちゃんはいつも元気で明るくて、優しかったから……
俺、その事を真剣に考えたことなかった。
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智翔(プロフ) - いえいえ。お役に立てて光栄です。 (2017年10月5日 20時) (
レス) id: 04844b966d (このIDを非表示/違反報告)
えんどまめ(プロフ) - 智翔さん» うわーーーーー教えて頂いてありがとうございます。同じ内容でしたーー。デザインいじった時に移動し間違えたみたいです!なんてこった。台無しですねーーあははははー。いや、ほんと、ありがとうございました。感謝です! (2017年10月5日 20時) (レス) id: 843d1c1e57 (このIDを非表示/違反報告)
智翔(プロフ) - 作品の感想じゃなくてすいません。私のアプリがバグっているのかもしれないのですが、97~99まてが全て同じ内容になっています。 (2017年10月5日 18時) (レス) id: 04844b966d (このIDを非表示/違反報告)
えんどまめ(プロフ) - ebi信号さん» のほほ〜ん とカピバラの顔になれるくらい、ぬるめのお湯になっております(笑)。ロマンティック、ドラマティックは控えめになっており、若干物足りないかもしれませんが、ユルユルと2人を覗き見しちゃって下さいませ。 (2015年7月2日 18時) (レス) id: 95dfb52dd6 (このIDを非表示/違反報告)
ebi信号(プロフ) - おおお！ムフーな路線と思いきや、ナンダこの家。身体の刺々溶けてくぞ、ゆるっと暖かい。長時間浸かれるお風呂かな？ずぅーっと漂って……あれ？なんか急に熱い気が、熱っ！なんか沸いて来た？どこどこー？！キャードキドキ(>_<) (2015年7月2日 7時) (レス) id: 76d9f58a12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えんどまめ
| 作成日時：2014年11月29日 12時
