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に「電柱4本目〜♪」
身軽になったにーちゃんは鼻歌まじりに歩いてる。
雅「ねー、この道路、なにげに上り坂だよね？」
に「そ？気のせいでしょ」
雅「気のない返事だね」
に「気のせい気のせい」
雅「ほら見てよ！あの塀のブロックだって斜めにカットしてあるし」
に「いいから、前見て歩きなさいよ」
雅「見るけどさー。しかもこの先、電柱の間隔も広くなって……あ！」
に「なに」
雅「……ｼｲちゃんだ」
ここから数えて電柱4本目のあたり。
ｼｲちゃんがこっちに向かって歩いてくる。
・
うつむいてスマホを見てたｼｲちゃんが、チラッと前を確認してから
もう一度、今度はパッと顔を上げた。
俺らのこと気付いたかな。
に「あのデコッパチ？」
雅「にーちゃんっ」
に「大丈夫。聞こえないよ、この距離なら」
・
誰も気付かないくらいユル〜く上ってるアスファルトの道路を
俺は自転車をキコキコ押して
にーちゃんはダッフルコートのポッケに手を突っ込んで歩く。
スマホを鞄にしまったｼｲちゃんは、真っ直ぐ俺達を見ながら歩いて来て
話し声が届く距離まで近づいた。
雅「さっそく会ったね(笑)」
ｼｲ「ご近所だもんね。……ねえ、和くんだよね？」
ちょっと目を見開いてにーちゃんを見てる。
ｼｲ｢変わってない……けど……変わったね｣
にーちゃんは、小学生の頃から顔つきは殆ど変わってないんだよね。
あえて変わったところを探すとしたら
昔は女の子って言っても通用しそうだったのが、今は一応 "男" の顔だと思う。
といっても、かなり可愛い男の子だからね。
久しぶりににーちゃんに会った人って、なんて言えばいいのかホント困ると思うよ。
・
にーちゃんが何も返事をしないから、心配になって横目でチラッと見たら
返事の代わりにニヒルに笑ってた。
笑ってるだけで「久しぶりじゃん」って伝わる、にーちゃんの不思議な顔面力。
にーちゃんの顔面力は、女たらしの武器だと思う。
だってさ、黙ってるのに「かわいいね」とか「好きだよ」って伝わるとしたら
それってなんか……ズルくない？
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智翔(プロフ) - いえいえ。お役に立てて光栄です。 (2017年10月5日 20時) (
レス) id: 04844b966d (このIDを非表示/違反報告)
えんどまめ(プロフ) - 智翔さん» うわーーーーー教えて頂いてありがとうございます。同じ内容でしたーー。デザインいじった時に移動し間違えたみたいです!なんてこった。台無しですねーーあははははー。いや、ほんと、ありがとうございました。感謝です! (2017年10月5日 20時) (レス) id: 843d1c1e57 (このIDを非表示/違反報告)
智翔(プロフ) - 作品の感想じゃなくてすいません。私のアプリがバグっているのかもしれないのですが、97~99まてが全て同じ内容になっています。 (2017年10月5日 18時) (レス) id: 04844b966d (このIDを非表示/違反報告)
えんどまめ(プロフ) - ebi信号さん» のほほ〜ん とカピバラの顔になれるくらい、ぬるめのお湯になっております(笑)。ロマンティック、ドラマティックは控えめになっており、若干物足りないかもしれませんが、ユルユルと2人を覗き見しちゃって下さいませ。 (2015年7月2日 18時) (レス) id: 95dfb52dd6 (このIDを非表示/違反報告)
ebi信号(プロフ) - おおお！ムフーな路線と思いきや、ナンダこの家。身体の刺々溶けてくぞ、ゆるっと暖かい。長時間浸かれるお風呂かな？ずぅーっと漂って……あれ？なんか急に熱い気が、熱っ！なんか沸いて来た？どこどこー？！キャードキドキ(>_<) (2015年7月2日 7時) (レス) id: 76d9f58a12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えんどまめ
| 作成日時：2014年11月29日 12時
