死に際 you ページ3
オスマン様に抱えられながら、私はひたすら意識を保っていた。
止血作業をしたものの、血は止まっている訳でもないし。
少しづつ、意識が朦朧としてきていることにも気づいていた。
この傷はさっき我々国の軍人に切り付けられたもの。
始めはどこの軍か気づかなくて、切られてから私は気づいた。
これなら、彼に会えるかもしれないなんて思って、私は見つけた三人の幹部を付けて歩いた。
三人は、私をなぜ殺さなかったのだろう。
まぁ、条件をのんでくれるなんて思わなかったけど、相手は女一人。
敵なのは見た目からしても分かられていたはず。
鬱様に私は背中を向けていないはずなのに、鬱様は背中の傷に気が付いてらっしゃるし。
…まったく、少しなめすぎていたのかもしれない。
os「A、大丈夫？…顔、見てもええ？」
『いいですよ、』
声を出すのも少し辛い。
私、このまま死ねる？
私は、軍のために戦って、死ねたらそれでいいと思っていた。
ましてや、オスマン様に抱えられながら死ぬなんて。
特殊な紙をペラリと捲ると、オスマン様は涙を零した。
…なぜ、オスマン様は泣いているのですか？
os「…俺は、好きな子一人守れへんかった。こんなことやったら、Aをうちの国にいれとけばよかったんや」
『オスマン様、泣かないで、下さいよ』
必死に私は微笑む。
好きな子、か。オスマン様、私のこと好いて下さってたのか。
もう、十分すぎて。
os「まだ、死んだらあかんで、」
私は、とびっきりの笑顔を見せて、目を閉じた。
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レム - 初めて！とっても面白かったです！続き書いて下さい！お願いします！これからも頑張って下さい。 (2019年2月8日 23時) (
レス) id: 639984cdf3 (このIDを非表示/違反報告)
暇人（なりたい）(プロフ) - 更新頑張ってください。お待ちしております！ (2018年9月8日 18時) (レス) id: 9a18dc1a6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こづえ | 作成日時：2018年8月19日 13時
