紙女 zm ページ1
「え、なんかロボロみたいな奴おる!!!!」
向かう先から歩いてきたのは紙を顔にはっつけた謎の人。
ここは敵軍であるため、恐らく…というか恐らくしなくても敵だ。
ロボロみたいなんはまぁ分からんでもないけど、身長はむしろ高めでそこは明らかに違う。
ってかなんやこの子、ぱっと見若そうなオーラしてるけど性別分からんくない？
『初めまして、隣国の鬱様とロボロ様とゾム様ですね』
俺らのことは分かってる??
俺らの顔と名前まで覚えてるってことは国の人間、更には立場的に上の人間ってことやんな。
相手は一人やけど。
zm「どうも、貴方は敵ですか？」
俺は、気づかれないような早いスピードでこの人の後ろにまわった。
『敵、ではございませんが…貴方様の国の幹部のオスマンという方を探しているのです』
オスマン？
『…オスマン様の居場所を教えて下さるのであれば、殺しはしませんよ』
そう言われた瞬間、その人はくるりとまわり、
俺とロボロに小刀を突き付けた。
なんや、この尋常じゃないスピード。
ここにつきつけたら動けへんってこともよく分かってる。
…流石、やな。
ut「っ二人共」
zm「誰かも分からんような奴に、幹部の場所なんか教えるわけないやろ」
『それは、死んでもいいということでしょうか。…つまらない、生存意欲のない人は面白くないのに』
小刀にくわえられる力が強くなる。
rb「ここで死ぬんやから、誰かぐらい教えてくれてもよくない？？」
ロボロが、緊急用のスイッチを押すのが見える。
…もうすぐ、だれか来るな。
『…私、オスマン様の元…許嫁でございます』
ut「ぅえ！？許嫁！？」
rb「…女ね」
zm「そこまでして、なんで会いたいん」
『…お話ししなければならないことが、あるので』
後ろから足音がする。
tn「うちの幹部になに手出してくれてるんですかねぇ」
トン氏や。
トン氏は、彼女の上に乗り、静かにナイフを突きつけている。
so「なんで殺さへんねん、ほんま…」
なんやろう、三人とも。
罪のない人を殺すつもりはなかったし、敵ではないと答えた。
俺たちをみて、襲い掛かってくる様子もなかったし。
『…殺されてしまうのですね、死に方は本望です』
顔は見えないが、彼女が小さく笑ったような、そんな気がした。
ut「え、待って殺したらあかんやろ!!!!その人マンちゃんの」
os「待って、殺さんといて!!!!」
遠くから、オスマンの声がした。
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レム - 初めて！とっても面白かったです！続き書いて下さい！お願いします！これからも頑張って下さい。 (2019年2月8日 23時) (
レス) id: 639984cdf3 (このIDを非表示/違反報告)
暇人（なりたい）(プロフ) - 更新頑張ってください。お待ちしております！ (2018年9月8日 18時) (レス) id: 9a18dc1a6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こづえ | 作成日時：2018年8月19日 13時
