雪が丘こども病院7 (ページ3)

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しょうたせんせい(リクエスト)⑩ ページ3

亮平Side

ｺﾝｺﾝ

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

大ちゃんがのったストレッチャーを
翔太とふっか先生が押してきた

亮平「大ちゃん…」

翔太「お風呂入ってきた？」

亮平「うん…
大ちゃんは？」

翔太「とりあえずは大丈夫
少ししたら目覚ますと思うから
そしたら教えてもらってもいい？」

亮平「分かった…」

帰ってきた大ちゃんは
胸からコードが伸びてて
腕には点滴が入ってた

血が付いちゃった服は着替えて
病院の服を着てる

ぼくは大ちゃん頑張ったね
すごいねって気持ちを込めて
寝てる大ちゃんのそばにいって手を握った

大介「…りょう…ちゃん」

亮平「大ちゃんわかる？」

大介「…りょうちゃん…ち」

亮平「ぼくなら大丈夫だよ
それより大ちゃんキツくない？」

大介「…うん
だいじょうぶ」

そういう大ちゃんの顔はキツそう

亮平「そっか」

亮平「翔太に大ちゃんが目覚ましたら
教えてって言われたからナースコールしていい？」

大介「…いいよ」

ﾋﾟｯ

翔太『大介目覚めた？』

亮平「うん
今起きたよ」

翔太『分かった
今からいくな』

大介「…りょうちゃん、おふろはいった？」

亮平「うん
わかる？」

大介「、いいにおいする」

亮平「そうかな？」

大介「うん
、、ふくだいじょうぶだった？」

亮平「血付いちゃったけど
丈くんが洗ってくれるって
ちゃんと落ちるから大丈夫って言ってたよ」

大介「よかった
、、りょうちゃんのおきにいりのふくだったから」

亮平「心配してたの？
別にいいのに」

ｺﾝｺﾝ

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

大介「しょうた」

翔太「体調どう？」

大介「…うん
だいじょうぶ」

翔太「ほんとに？」

大介「…ちょっときもちわるい」

翔太「そうだよね
気持ち悪いのとバイバイするお薬する？」

大介「ううん
いい」

翔太「分かった
したくなったら誰でもいいから言って」

大介「うん」

翔太「お胸とお腹の音聞いてもいい？」

大介「いいよ」

翔太「ありがとう
お洋服あけるな」

翔太「はい、いいよ」