Episode7 発展途上の街に向けて ページ8
日が昇り、目を覚ますと、イカホに連絡がついているのが分かった。
その連絡はマスクからだった。
いや、まあ、そりゃそうなんだけど。
「後で取り行くから気にすんな」
そう単直に送っておいた。
それと、病院が開く前に確認して置かなければならないことがある。
それはファイルの情報からだったのだが、
「歴史予言の伝説」
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ギシギシと痛みが絶え間なく続く足で、自分はハイカラスクエアに向かう。
お金が無いので…徒歩です()
早朝、とても静かな町を通り、目的地に着く。
そして、文書と見比べる。
「影との対抗戦」
なんやろな。
書かれていた日付は1週間後。
まあ、まだ何もないのだろう。
それ以外も見てみるが、大半がもう過ぎた時代の予言。
最後の方に書かれたこれだけが気になっていた点。
行動力ってすごいな、ただ一つのためだけにだもん。
そして、思い付きで別の道を通って帰った。
バレた。
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イカホを覗くと、クマサン商会からお知らせが来ていた。
「行方不明者のお知らせ
ヨコヅナ討伐に向かった4名の内、3名が行方不明となった。」
そこに書いてあった名前。
…自分が入っていた。
確かに音信不通となったが、行方不明者として扱われていた。
バトル成績にはおらぬ人間だ。
てことは死んだとして処理されそう()
しばらくバイトはお預けした方が良さそうだ。
自分らしからぬ落ち着いた思考でバイトを一時やめることにした。
簡単に足を拭える闇のオシゴトやね…。
しかし、ここにいる理由もそうすると無くなってくる。
少し前、クマサンの言っていた「支部」。
それに多大な興味が出てきた。
しかしながら、中途半端な人間関係はめんどくさい亀裂を生む。
助けた彼女や、居候させての初日で音信不通のマスク。
あかんよな。
病室でそんな事を考えていると、一個用事が終わった。
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作者名：Wingdry | 作成日時：2024年1月9日 10時
