印鑑 ページ28
ハイカラスクエアに到着すると、沢山の人だかりが出来ていた。
ザワザワとしている感じは過去の日常を思い出す。
懐かしい気持ちもあるし、あの頃に戻りたいという気もしてきた。
でも戻れないか…と勝手に落胆していると、あることに気がつく。
それは普段のフェスとは違う大きな祭りが開催されていたからだ。
駅のホームにも沢山のチラシが貼られている。
2日間でスタンプラリーをするらしい。
ウルトラハンコの祭りかな?))
街の中心部は活気が凄く、普段の10倍ほどの人だかりになっていた。
(…イカタコを人というのはあんまり良くないのかな)
しかし、そんなことより気になったのはクマサン商会の事だった。
普段は人気のない街の角だが、今日は行列になる程並んでいた。
ディ○ニーのアトラクションじゃねえんだぞ。
「はい!どうぞ〜」
近くにいた祭りのスタッフに何枚かの紙を渡される。
それはスタンプ用紙だった。
どうやらスタンプを貯めて提出すると抽選でいろんなものが当たるらしい。
1年間食べ放題。
…経済面どうなっとるんじゃ…
スタンプ用紙を見て、クマサン商会が混んでいる理由が分かった。
スタンプがもらえる条件としての説明は、
「表示通りのバトルをして勝利する
サーモンランのウェーブ3を攻略する」
というらしい。
スタンプラリーのマスにはクマサン商会のマークもある。
『なるほど、こりゃ儲かるし協力するわな』
「あれ?Aくんだ!」
そこには人だかりの中で大きく手を振るゴーグルの姿。
チームメイトもいた。
前会った時は言っていないが全員の名前は把握済みなんだよな。
『おー、ゴーグル』
「Aくんはチームメイトいるのー?」
『え、いや…いないけど』
やはり口調などキャラが固定してないせいか所々に粗が出来た。
「そしたらさ!一緒にスタンプラリーしない?」
えー…。
…えー…()
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作者名:Wingdry | 作成日時:2024年1月9日 10時