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探索 ページ3

来た道は戻れない。




場合によっては帰れずに死ぬかもしれないという恐怖がある。




まあ、その辺覚悟で挑む脱出。




ボケてられない程慌てて登る。




どうやら今行ける方面はロッカーや自動販売機側の路線のようだ。




二択、左側を勘で選び、進んだ。




____________________________




進めば進むほど謎が深まるようなこの構造。




急な坂となった線路を登山のように登る。




一つの路線に幾つかの駅があり、何かしらのギミックが配置されていた。




まるでゲームのように()




しかし、例外なく機械が故障しており、ゲートが開く様子がなかった。




そんな中、駅のホームであるものを見つけた。




何か端末のようだが、起動するようだ。




しかし、関係なかったのか、ゲートは開かなかった。




その時だった。




ギィィィィィィィ




鉄と鉄が擦れる音と共に、少しずつ坂となった線路を走る電車が駆け降りていった。




そして大きな音と共に、水飛沫が大量に上がった。




もし後少し遅れていたりしたら…、、、




考えるだけで悍ましかった。




電灯がバチバチと音を立てているのが怖い。




とりあえず謎の端末を見ていると、薄れた文字でナマコ端末と書いてあった。




何もかも珍紛漢紛だったが、気づけば水は意外と近くまで来ていた。




『…やべ』




他に行く道はもうないので、とにかく登ることにした。




ついでだが、上り下りの路線だったようで、結局一つの道だったようだ。




_____________________________




進むにつれて、微妙に傾斜が強くなっていることに気づいた。




最初は感じない程度だったが、今は40度ほどの結構キツいと感じるほどに。




幸いブラスターが機能するため、イカで登ることはできるが…。




こんなところは早く脱出しないといけない。




すると、路線が入り組んだ駅にたどり着いた。




足が痛い。(バイト着の長靴では)




先程にも似た感じのはあったが、崩れていけなかったという…ね。




左右のどちらか、と言っても前方向か左方向。




上に登らないと死んでしまうので、右を選択した。




「……。」




その選択は後から考えて見れば良かったのかもしれない___

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作者名:Wingdry | 作成日時:2024年1月9日 10時

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