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急展開 ページ15

急展開にも程があるが、人生はこんなもんだと考えないと落ち着けない。




コンビニを出て2時間後の今。




何故か電車に揺られていた。




ある面子と共に。




「…お前は誰なんだ」




「見たことねえが…」




「…なんでも良くない?」




「まあそれだけ気に入ってるんだよ!分かってあげて!」




『…おいおい…』




隣には左3対右1の陣形で座っている彼ら。




「クレイ、私たちのチームの名前知っていたか?」




『Xブラッド…だったか』




「せいかーい!」




何故なのだろうか。




いや本当に何故なのか。




星が薄くなり、紫から黄色に変わる天気が目に映る。




時刻は4時を過ぎた頃だ。




では〜始発列車が参ります〜




行き先は〜ミルガ海峡〜




あれ、結構遠い場所じゃなかったっけ?




思うまもなく出発していた。




え、ウッソだろお前www




凄まじくスカスカの車内には自分たち5人と3人ほどだった。




行き先も田舎なため、乗車人数もそりゃ少ないわけだ。




外から見れば静かな風景に継ぎ目を通る列車の音。




海沿いの砂浜を走る、




砂埃が見える窓。




朝日で照らされているからなのだろう。




車内でも継ぎ目の音だけが聞こえてくる。




早朝の始発列車、眠くならないはずがない。




ふと思い、左右を見ると、




…眠りについていた。




聞けば彼らはとても強いチーム、練習疲れがあるのだろう。




持ち歩いているヴァリアブルを置いておき、電車内を探索する。




2両編成の小さな電車の為、探索することもないが…




取り敢えず、なぜこうなったかの説明だ。




公園でコンポタを飲んでる時にωからの連絡。




「練習するから駅に来て」




拒否権がなさそうな言い方だったので行ったらこれでした。




???




眠気はあんまりしないので、立ちながらイカホを見ていた。




「クマサン商会からのお知らせ」




という一件の通知。




「現実は非情で、前日に配布した行方不明者の3人が死亡していたことが明らかになりました。シェケナダムから死体と見られるすり身が見つかった為です」




死んでないんだけどな。

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作者名:Wingdry | 作成日時:2024年1月9日 10時

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