真実 ページ48
デカタワーの影が掛かる夜となり、辺りは町のライトの光だけが照らされた。
静かな町に鳴る足音と走って疲れから出る吐息が、クマサン商会の方へと進み、消えた。
フェスでもない夜。
物静かな町。
何も変わらない、変わっていない。
たった一人いなくなった所で。
大量に存在する、インクリング、オクトリング。
そんな中の1人が、消えたところで______
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『クマサン!』
「本当に君は早いね…、もっと自由に時間を使ったほうが良いよ。」
『…気にしないでください、まずヨコヅナ、そのことについて教えてください。』
「実は、シェケナダムの定点カメラに、オオモノシャケとは桁の違う大きさのシャケが現れたのがきっかけだよ。」
クマサンは続ける。
「シェケナダムは支店の実験場所として使っていたが…この時とは違うが、バイト中に奴が来て、そのまま音信不通になった…。」
聞けば聞くほど被害は大きそうだった。
「それの討伐、今回の目的だよ。」
『受けましょう、そして必ず使命を果たしましょう。』
「ありがとう、助かるよ。」
「…でも、まだ来ているのは君だけだ。1人で行かせるわけにはいかない。」
「あと少し、待ってくれたまえ。」
『はい…』
その後の話はなかった。
静かに待合室で待っていた。
真夜中みたいな暗さの中に光るクマサン商会、の入り口のライト。
静まり返っている、静まり返り過ぎている。
まるでRPGのラスボス戦みたいに。
30分が経ち、見慣れないような過激派のような見た目のバイターが集まった。
「お前がいてよかったー!」
今日会ったが、ルアーと再会した。
『…サルテはどうした』
「アイツ風邪引いた。」
はい。
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ウィングドライ(プロフ) - 愛音@ゴーヘド愛は誰にも負けないさん» オリジナルストーリー褒めてくれるのは嬉しいですねぇ。コメントありがとうございます! (1月8日 19時) (レス) id: e7df631082 (このIDを非表示/違反報告)
愛音@ゴーヘド愛は誰にも負けない(プロフ) - この作品、面白いです。なんか救助の場面はハラハラしました…頑張ってください! (1月8日 13時) (レス) @page47 id: 8e86fe11f1 (このIDを非表示/違反報告)
ウィングドライ(プロフ) - ただの紺色さん» 改めてありがとうございました! (1月8日 9時) (レス) id: e7df631082 (このIDを非表示/違反報告)
ウィングドライ - ただの紺色さん» そう言ってくれると嬉しい限りです!頑張ります!(違う機種でId違うと思うのですいません!) (12月27日 21時) (レス) id: 8ee71409c0 (このIDを非表示/違反報告)
ただの紺色(プロフ) - この作品読んでて楽しい、、! 無理はしないでいいので次待ってます、、! (12月26日 19時) (レス) @page46 id: ec9847f949 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Wingdry | 作成日時:2023年5月6日 20時