孤独のバイト記録簿

意外 ページ42

1バトルたった3分という短い時間ではあるが、思っていたよりも長く感じる。




知能の低いシャケらを相手にしている時より、考えろ事が多い気がした。




立ち回り、サポート、武器相性。




バイト。いや、サーモンランとは違った良さがある。




…そう正直に思えれば良かった。




『つまんね…』




自分の本心とは裏腹に、建前は何も変わっていない様に見せてしまった。




「もっと楽しもうよ!」




先程事故で死んだパイロットゴーグルの彼がそう大声で語りかけた。




奥にいたヘッドホンをつけたスプラチャージャーのガールがその言葉に対し頷いていた。




なんで上裸なの？みたいな顔しながら。




…なんとなく分かった。




彼らは勝つ事よりも、楽しむことを優先していると。




バイトも似た一面があるな…と思ったりもしたが、口には出さなかった。




自分では気付かない程だったが、笑みを浮かべていた。




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展開的にはジリ貧という感じで敗北を喫した。




しかし、野良の彼らは誰も悲しむ、キレる様子はなく、楽しそうにしていた。




「いきなりで本当にごめんね!上裸ニキ!」




『気にすんな』




珍しく言葉の間に時間のなく返事をした。




その後、もう一度家に帰り、鍵がない事に気付き、服屋に辿り着くまでに一時間半という事実。




Deja Vu!




家に帰れない以上、頼るところは一つ。




クマサン商会しか無い!




安くなっていたワカバイカTをポケットの小銭で買い、そのまま直行で商会内に入っていった。




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超更新遅くてすいませんでした!

Episode5 人生の移り変わり（原作改変注意）→←予定調和

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