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家に戻り、玄関を前にしたところで、自分は唖然とした。
当然といえば当然なのだが…。
家の鍵が無いんだよ。
気付いたら外だったから鍵持ってってないのに、ドアが開いてないんだからな…。
匂いも感じ、違和感しか感じなかった為、一度その場を離れた。
…家の冷蔵庫のエナドリちゃんと冷えてるかな?()
アパートの階段を潜り、クロームの反射を見た時、気づいたことがあった。
「服装が変人」
別にこの世界はバトルをしたりする世界。
バイクに乗ってなくてもヘルメット被ってたり、
実用性が無いのに裸足でいたりする世界だ。
つってもタトゥー+上裸はやべえな(気付けよ)
『……』
取り敢えず服屋へ歩を進めた。
金品は全部室内なので買えはしないが、見た目と後払いの理由を付けて持っていくしかないと悟りながら。
風がとても寒く感じた。
やっぱ服は偉大だなと感心していると、後ろから呼ばれた。
「おーい!そこの上裸ニキー!」
とんでもない呼ばれ方だが、自分であることは分かった。
『なんでしょうか』
あまり目立ちたくない為、誠実風に返した。
しかし、上裸ニキ呼びした彼はとんでもないことを言い出した。
「すげえ個性あってオモロいから一緒にバトル行こー!」
その言葉を言った瞬間に走った。闇雲に。
いきなり上裸に話しかけてバトル誘うなんてやっぱりどうかしてる…。
しかし、不運なことに即捕まるというバカをしでかした。
『闇雲に』走ったせいで、足元の煉瓦に気付かなかった。畜生。
「1回だけだから!な!」
逃げても意味ないのを察したが、バトル…かぁ()
半分諦めの状態で、彼に一言放った。
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ポチャン。
手にはワカバシューター。
場所はバッテラストリート。
心配・怠さ・面倒臭さという一面の裏腹に、
覚えてない程久々のバトルの新鮮さを感じた。
その時、野良試合の軽いスタート合図が鳴った。
一斉にスタートする図は特別なものを感じられた。
自分も思っていたより乗り気で塗りを始めた。
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ウィングドライ(プロフ) - 愛音@ゴーヘド愛は誰にも負けないさん» オリジナルストーリー褒めてくれるのは嬉しいですねぇ。コメントありがとうございます! (1月8日 19時) (レス) id: e7df631082 (このIDを非表示/違反報告)
愛音@ゴーヘド愛は誰にも負けない(プロフ) - この作品、面白いです。なんか救助の場面はハラハラしました…頑張ってください! (1月8日 13時) (レス) @page47 id: 8e86fe11f1 (このIDを非表示/違反報告)
ウィングドライ(プロフ) - ただの紺色さん» 改めてありがとうございました! (1月8日 9時) (レス) id: e7df631082 (このIDを非表示/違反報告)
ウィングドライ - ただの紺色さん» そう言ってくれると嬉しい限りです!頑張ります!(違う機種でId違うと思うのですいません!) (12月27日 21時) (レス) id: 8ee71409c0 (このIDを非表示/違反報告)
ただの紺色(プロフ) - この作品読んでて楽しい、、! 無理はしないでいいので次待ってます、、! (12月26日 19時) (レス) @page46 id: ec9847f949 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Wingdry | 作成日時:2023年5月6日 20時