孤独のバイト記録簿

最終砦 ページ36

ヤカンの先は広々とした円状の土地だった。




降り立ったところはライブ会場のような雰囲気の中心部であった。




入っていった3人の内、1人のサングラスを掛けたガールが平らな土地の飛び出た部分に飛び乗った。




すると、彼女は喋った。




「来ないでって言ったのニ…、自分で連れてきちゃっタ!!」




何処からかは分からないが、自分でツッコんだ!と極々当たり前なツッコミが聞こえた。




「ヘイ、DJ!」




彼女が叫ぶと、地面が揺れ始め、下から大きな球体のようなものが姿を顕にした。




残りの先程見た2人に彼女を洗脳した事を話し始めたタコ。




球体の運転席のようなところから出てきた彼は、




「DJタコワサ将軍」




一度も見たこともないし、聞いたことすらも無いのに、直ぐに親玉であると分かった。




「オオデンチナマズを返せー!!」




ちょんまげゲソの彼が叫ぶ。




戦争が始まるとは何と無く分かっていた。




「お前も手伝エ!!」




彼女に言われた俺は背後から彼らを倒そうとした。




しかし、タイミング悪く、




「帰ってもらうゾーーーーーーー!!」




タコワサがなんか決め台詞みたいなことを叫びながら機械のパンチを撃ち込んだ。




それのせいで背後で気付かれてすらいなかった自分の攻撃を、パンチと同時に避けられてしまった。




「すごいパンチだ!」




あ、まだ気付いてないのね…()




DJはワサビでビートを刻みながら何かを飛ばした。




ハイカラシティでそんな見た目のジュースあったな…(スプラ1の思い出)




それは地面に当たると爆発したのだった。




そんなの知るわけ無いので驚いてしまい、




「君もいたのか…!」




と、くしゃくしゃゲソの奴に気づかれてしまった。




『…』




後これの匂いいいな…()




DJは攻撃の手を緩めずにパンチを繰り出した。




しかし、その拳にちょんまげブルー(ゴーグルの事ですご了承)は乗り込んだのだ。




しかし、DJと一緒に乗っていた彼女はボムを沢山投げ振り落とした。




トキメキ☆ボムラッシュ…と完全なる技名を言いながら。




俺出る出番なくね?




その後もメインは2vs2の状況なのに増援も含めてイカらは不利状況に陥っていた。




「ウメボシラッシュ!!」




微妙に効いていたのは少し笑った。




ちなみに何もしてない傍観者だった自分にも梅干しが飛んできた。




美味しかった(小並感)





更新遅れてすいませんでした…

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