孤独のバイト記録簿

プロローグ ページ1

ハイカラスクエア


たくさんのイカしたイカ、タコ達が集まるこの街。


そこで流行っているのが、


「ナワバリバトル」


というもの。


自分もこの街に来て最初の方は楽しもうとしたが、


強くなれずに、いじめも受けていた。


そして元々障害があり、


右脚が義足で動きづらかった。


そして目が特殊でハイライトが無く、


マットカラーの深紅だったため


見た目で差別もされた。


そんな中、バトルで負けた時のチームに、


「お前みたいな見た目も実力もクソみたいな奴がバトルやる権利ねえよ」





それを言われてからはバトルを一度もしていない。





金も無くなり、独りだったときに、


「クマサン商会」


を、見つけた。


それからはそこでずっと働いている。


クマサンは、自分の事を優しく受け入れて、


自分のことを考えてくれて、


自分のためにたくさんのことを教えてくれた。


街からの評判は良くないようだが、


そんなもの関係ない。


自分のことを分かってくれる、


自分にとって、


一番の存在だった。

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