孤独国〜番外編〜

1話 ページ2

＿Asid＿
今日から楽しい楽しい高校ライフ！！
って…言いたいところだけど

『遅刻するぅううう！！！』

少女漫画あるあるだけどさぁ！！
マジであるとか聞いてないんだけど！？
入学式早々遅刻はまずいよぉ！！

そんなふうに急いで走っていると曲がり角を発見する。
少女漫画とかではここでぶつかって運命の人と出会う…なんてね、あるわけないじゃん

ﾄﾞﾝｯ

え？何かにぶつかった？
本当に運命の人と出会っちゃうの？

？)「いって…」

目の前に見えたのはやたらと背の高い緑色の髪をした男の人と緑色の髪をした女の人だった。

『あ、あのすみません…』

と言う前に男の人と女の人はスタスタと歩いて行ってしまった。

謝りも無しな訳！？ぶつかったんだから謝るとかなんとか無いの！？

常識無しめっ！！



＿＿＿＿＿＿＿＿＿

『はぁ…はぁ…』

間に合ったぁ…あの後ぶつかってから特に何かあったわけでもなく普通に学校についちゃった…。

ってかあの男の人も女の人も私と似てる制服を着ていたような…って事は同じ学校！？本当に運命だったりして…いやいや！あんな常識の無い奴と運命なんて嫌だわ！

校舎内に入るなり一番最初に目に入ったのは名簿で私は1年B組らしい。

靴箱に靴を入れて上履きに履き替える


これから素敵な高校生活にしてやるんだから！

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