男装少女のアイドル生活。【アイナナ】

第3章4話 ページ16

第3章4話(Aside)


その入れ替わりのように、また別の人物が入ってきた。


澤「月夜の2人いる？」

「はーい」

奏「なんですか？」


ボクらを呼んだのは月夜のサブマネージャーの澤村さん。


澤「仕事がはいってきたんだよ」

「月夜にですか？」

澤「そうそう」


めずらしい。月夜はクール&セクシーのSOUとショタ&パワフルのNOIだから

2人で依頼がはいってくることはあまりないのだ。


奏「内容は？」

澤「IDOLiSH7の『キミと愛なNight！』のゲストとして」


IDOLiSH7…？キミと愛なNight！…？？

それってつまり、IDOLiSH7のメンバーと会えるってことで…？？？


「やるやるやる！ぜってーやる！！」

澤「わかった。じゃあ連絡しておくね」

奏「よろしくお願いします」

澤「詳しい事はまた今度言うから」


澤村さんはすぐにレッスン室から去った。


奏「お前な、一応俺の意見もあるんだから…」

「いよっしゃぁぁぁぁぁぁ！！きたぁぁぁぁ！！！」

奏「………ま、i7絡みになったら聞かねーよなこいつ」

「だってだって、i7！IDOLiSH7だよ！？」


ここまできたら察すであろう。ボクはIDOLiSH7の大ファンだ。

アイドルを目指したのもIDOLiSH7の影響を受けたから…と言ってもいい。


「どんな番組内容なんだろうな！」

奏「スプコンで忙しい時期にこれかよ…」

「なになんか文句あるのか？」

奏「…いいえ」

「よし！あと10時間は踊れる歌える！」

奏「お前はいけるかもしんねーけどな、俺が先に倒れるわ。

そのうち3時間は、お前、近くにある運動公園の外周してこい」

「わかった！行ってくる！」


さっきまでの音楽の余韻が残ってるレッスン室には、

1人しかいなくなっていた。

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