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一方そのころ男子たちはと言うと 。
「 … (ぷしゅー) 」
「 えっ、ちょ、炭治郎 ?! (小声) 」
「 あァ ? どうしたんだよ権八郎 」
「 ちょっと猪は静かにしてて ! (小声) 」
お風呂から上がり
自分たちの部屋へ入ろうと
思って襖に手をかけたものの
中から聞こえてきたのは
なんと竈門炭治郎本人の話 。
耳のいい善逸は
既に聞こえていたようなのだが
炭治郎には面白そうだから
黙っておいたのだとか
なにも知らない伊之助は
盗み聞きしていたということも忘れ
大きな声を出してしまう所だった
というのも、なぜ炭治郎の顔が
真っ赤になっているのか
検討がついていないからだ
「 … ぜ、ぜんいつ、 」
「 ちょ、炭治郎いっかい外出よう ?!
体冷やしてからまた戻ってこよ ?! ね ?!
おい猪ィ !!!! 炭治郎運ぶの手伝えよ !!! 」
「 あァ ? … 嫌だ 」
「 なんで ?! ねえなんで ?! 」
… と、さすがにここまで
大騒ぎしていれば
Aたちも気付かない訳がなく 。
襖をスパンッと開けてふたりが出てきた
『 ねえ、なにしてんのさんにんとも 。 』
「 A !! ちょっと助けてよ !!
炭治郎が逆上せた !!!!
あ、襧豆子ちゃあ〜〜ん !!!! ♡ 」
善逸は、必死に盗み聞きしていたことを
隠そうとしているのだが
伊之助はそんなの露知らず 。
風呂場でもねぇ所で逆上せるかよ
なんて呟いてしまっている
「 だから猪は黙ってろ !!!! 」
『 ちょ、善逸落ち着いて
とりあえず、炭治郎を運べばいいのね ? 』
「 そう !! そうなの !! 」
『 んー、そうは言っても私じゃなんの力にもなんないだろうし … 』
襧豆子ちゃんにも
負担はかけさせたくないからなあ
と付け加えるように話すA
『 あ、そうだ 。… 伊之助、炭治郎のこと運んであげてくれない ? 』
「 はァ ? 断る !!! 」
『 … じゃあ良いよ私と善逸で運ぶから
でもその分私と善逸が強くなっちゃうけどいいのかな〜 ? 』
その言葉を聞いて肩を揺らす伊之助
終いには
しょうがねえ !! 親分の俺様が
権八郎のこと運んでやるよ!!!
と言って炭治郎を担いで行ってしまった
… さすがである (色んな意味で)
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ぴえんはけつの穴 - うっわすき。めちゃおもろいです!更新待ってます。 (10月27日 21時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こちみ丸 | 作成日時:2022年1月3日 13時