■ . リア突？ ページ11
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今日は久しぶりのオフ。
もちろん今日も亜紀ちゃんと遊ぶ予定で、たまにはのんびりしたいよねって話になり、少し都内から離れた所にある商店街で買い物をすることになった。
『 都内からは離れてるって言っても割と人いるね 』
鈴白「 ここらに住んでる人はみんな来るんじゃないの？ 」
『 あー、たしかに 』
鈴白「 見た感じ、ここしかお店なかったっぽいし 」
『 え、そうなの？ 』
鈴白「 いやホントかどうかはわかんないけど 」
やっぱりもうちょっと変装してくるべきだったかなとちょっと後悔。
白いマスクに眼鏡かけてるだけだからなー…
ちなみに亜紀ちゃんも割と顔バレしてるから変装してる 笑
鈴白「 …ねえ、A、あれ 」
『 え？どれ？ 』
鈴白「 あれだって！右のお店で立ち話してる人たち！ 」
『 …カメラがある、…収録中？ 』
鈴白「 もう、そっちじゃなくて、そのタレントさんたちよ！ 」
『 タレントさん………あ、 』
亜紀ちゃんの指差す方を見てみると、そこにいたのは白いシャツに黒いサスペンダーの服を来た男性二人組。
しかも腕には見覚えしかない腕章をつけている。
………あの格好といいスタッフさんといい、絶対あの番組じゃん
『 どっ、どどどどどうしよう亜紀ちゃん…！！ 』
鈴白「 落ち着いて。いい？いまアンタはプライベートでここに来てるの。だから共演なんかじゃない。たまたま遭遇できた運のいいジャス民なのよ 」
『 で、でも… 』
鈴白「 だからNGのことなんて考えなくていいの。逃げようなんか思っちゃだめだからね？ 」
『 亜紀ちゃん… 』
鈴白「 よし、そうと決まれば、行くわよ！ 」
『 えっ、ちょ、亜紀ちゃん？！！ 』
突然腕を引っ張られたかと思えば、どんどんその彼らの方に近づいて行って。
“ 怪しまれないように、平然を装うのよ ”
なんて、ぼそっと言ってきた亜紀ちゃんは、何故か本気の目をしてて。
……亜紀ちゃんって実は隠れジャス民だったりしない？
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作者名：こちゅん | 作成日時：2022年6月22日 16時
