重岡大毅の嫁になった件【 Daiki . Shigeoka 】

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重岡「 Aちゃん！今日飲み行かへんー？ 」



『 んー、いいよ！行こ！ 』




それからというもの、タメなのに呼び方固いねって話になり、しげちゃん、Aちゃんと呼び合うようになった私たち。


…まあ、時と場合によっては呼び捨てになったり名字呼びになったりするんだけど。




小瀧「 Aせんぱーい！！ 」



『 あ、小瀧くん 』



小瀧「 今日の夜、暇なら飲みに行きませんー？ 」



『 あー、ごめんね、今日、しげちゃんと飲みに行く約束しちゃってて… 』



小瀧「 しげちゃんって…重岡せんぱいのことっすよね 」



『 ？？うんっ 』



小瀧「 呼び方、変えたんすか？ 」



『 そうなの。同期なのに固いねーって話になってさ 』



小瀧「 …そう、なんすね 」




私が “ どうかした？ ” と聞くと “ なんでもないです！！また飲みに行きましょうね！ ” なんて言って、走り去ってしまった小瀧くん。


……様子おかしかったけど、なにかあったのかな







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side . 小瀧 望



「 ……はあ 」



誰もおらへん廊下で1人、ため息をつく。


…Aせんぱいに、素直に伝えられたら。



…俺も、下の名前で呼んでくださいって、


…重岡せんぱいじゃなくて、俺と飲みに行きましょって、



そんなこと言えたらどんだけ楽なんやろな、っていつも思う。




「 …俺の方が、好きやった期間長いのに 」



？「 …のーんちゃんっ 」



「 …！！！…神ちゃんせんぱい 」




後ろから声をかけられ、誰かと思うたらまさかの神ちゃんせんぱいで。


そしてその両手にはいちごオレが。




神山「 ん、飲んでええよ 」



「 …ありがとうございますっ 」



神山「 …ほんで？ため息の原因は？やっぱりA？ 」



「 …！！！ 」



神山「 図星やろ 笑 」




神ちゃんせんぱいには、全部お見通しやったみたい。


ぽつりぽつりと話し出す俺に、神ちゃんせんぱいは何を言うわけでもなく、ただ頷きながら聞いてくれた。



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