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赤「 AA!!ほんまに、なんでも買ってええん? 」
『 ええよ 笑 好きなもん持ってき! 』
うちらがやって来たのは、近所のお菓子屋さん。
ここはお菓子専門店で色んな種類のお菓子売ってんねんけど、滅多に来いひん所やから大毅のテンションも爆上がり。
…まあ、滅多に来いひんのは、行くと大毅とともが爆買いしてまうからやねんけどな
赤「 チョコもたべたいし、おせんべいもええなあ 」
『 ふは、めっちゃ悩むやん 笑 』
赤「 やって、ぜんぶ食べたいねんもん! 」
『 んー、じゃあ、特別に3つまでなら買ってええで 』
赤「 …!!3つ!! 」
『 あ、照史には内緒な? 』
赤「 ないしょ! 」
大毅のことやから、内緒にしてくれるとは思えへんけど一応釘を刺しとく。
ほんま、機嫌良うなってよかったわ
赤「 あ、ねえ、A 」
『 ん? 』
赤「 とものぶんは? 」
『 とも?…あー、どうなんやろ 』
大毅の口から、とも、という言葉が出てきて少し考える。
薬もらってちょっとは体調も良くなっとるやろうけど、万全の状態やないと思うし、お菓子食べてもええんやろか
『 …んー、今は食べられへんかもしらんけど、元気になったときのために買っといたげる? 』
赤「 …!!そうする!! 」
『 じゃあ、大毅とともの分、合わせて6個買っといで! 』
赤「 やった!! 」
大毅はまだまだ、お菓子で機嫌良くなったり、お菓子3つ買ってええでって言うただけでテンションあがったりする単純な子供やけど
とものこと気にするところは、やっぱりお兄ちゃんなんやなっていつも思う。
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作者名:こちゅん | 作成日時:2022年6月11日 19時