天使と暮らしてみた結果【 JW 】

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side . 桃


休日出勤のAが会社に行くんが嫌で泣き叫んでたともの声が急に聞こえんくなってすぐ、ともと一緒におったはずの流星がリビングに戻ってきて。


俺と目が合ったかと思えば “ …望、とものこと頼むわ ” なんて言うてきて。




桃「 なに？なんかしたん？ 」

青「 …とものこと怒鳴ってもうた 」

桃「 ああ…納得やわ 」

青「 …すまん望、とも玄関おるはずやから頼むわ 」




そこまで言うた流星は、自分の部屋に戻って行き。


…急に静かになったんはそういうことやったんか。




桃「 …あ、おった 」

緑「 …！！…のんちゃ、っ 」

桃「 ん、おいで 」

緑「 …っのんちゃあ、っ 」

桃「 …とも、どないしたん？ 」

緑「 ともっ、Aちゃっ、困らせた、っ 」

桃「 …行かんといてって言うたん？ 」

緑「 っ、うん、 」




“ そしたら、っ、りゅせ、おこったあ、っ ”

なんて、くりんくりんの目に涙をめっちゃ溜めて俺に抱きついてくるとも。


……ごめん、場違いなんはわかってるけど、バリかわええわ




桃「 …なあ、とも 」

緑「 ん、 」

桃「 なんで流星怒ったかわかる？ 」

緑「 …ともが、わがまま言うたから、 」

桃「 せやな 」

緑「 …でも、とももAちゃんと遊ぶ約束してたの、 」

桃「 それもそうや。とも、寂しかってんな？ 」

緑「 …うん、 」




そうともに優しく問いかければ小さく頷いて。


ともの気持ちもわかるけど、諦めることも知っといてもらわなアカンから、ここは敢えて厳しく行くことにする。


……めっちゃ心は痛むけど。




桃「 ともの気持ちは、のんちゃんにもよーくわかるで？ 」

緑「 …、 」

桃「 でもな、とも。A、今日急に仕事んなってもうてん。Aやってともと遊びたかったはずや 」

緑「 …ぅん 」

桃「 でも仕事には行かなアカン。ともが行ってほしくないからってだけでAは休まれへんねん 」




俺の言うこと1つ1つに頷きながら真剣に聞いてくれるとも。


時々表情が歪んで、泣くの我慢してんのがわかるから、ちょっぴり (いやかなり) 心が痛む。痛すぎる。




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