後輩にめちゃくちゃ好かれてる件【 S . D 】

■ . スーパーマン重岡せんぱいっ！！ ページ4

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- side . 重岡 大毅 -



- 重岡「 …あれ、お前まだ帰らへんの？ 」

- 『 あっ、もうすぐ終わるんで、これやってから帰ります！！ 』

- 重岡「 …そか 」

- 『 はい！せんぱい、おつかれさまでした！ 』




……なんて話をしたのが15分前のこと。


一度は会社から出かけた俺やけど、やっぱりアイツが気になって逆戻り。


自販機で俺用のとアイツ用のを2本買って俺らの部署まで行き、中を除くと必死になってパソコンに齧りつくAの姿が。




重岡「 …お前さ、人に頼るとかできひんの？ 」

『 …！！！…ぇ、重岡せんぱい？！！なんで…！！ 』

重岡「 たまたまやたまたま！！ 」

『 たまたまって…、私、疲れすぎて重岡せんぱいの幻覚見えてるんかな… 』

重岡「 あほ、そんなんええからはよ終わらすで 」

『 〜〜っ！！せんぱぁい…だいすきです〜〜… 』

重岡「 あーわかったわかった 」




コイツはコーヒー飲めへんから、買ってきたカフェオレを置いてやると目をキラキラさせてこっちを見てきたA。


“ せんぱいが、私のために…！！ ” とかなんとか言うてるけど、そんなこと言うひまあったら手動かせ！笑




重岡「 半分やるからそっちの半分終わらせるんやで 」

『 はい！！…あれ、ほんまに半分や 』

重岡「 あたりまえやろ 」

『 そこは半分って言いながらもうちょっと取っていく所やないですかー！！ 』

重岡「 何言うてんねん助けてやってるだけ感謝しろ！！笑 」

『 んふっ、はーい 笑 』



やっと真面目にやり出したかと思えば、“ やっぱり重岡せんぱいと一緒やと捗ります！！ ” なんて言うてくるA。


…はあ、…せやから調子狂うんやって




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