■ . 失恋 × 重岡大毅 ページ6
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「 ごめん、恋愛対象として見られない 」
遡ること数分前、密かに想いを寄せていた先輩に思い切って告白し、見事粉砕。
…妹としか、見たことなかったんやって。
『 …妹、か 』
「 なんや、また泣いてるん？ 」
『 ……しげ、 』
「 全財産でも盗まれたんか 」
『 ちゃうし、アホ 』
�� …もっともっと、大事なもんやし、 �瓩覆鵑寅譴い燭韻鼻△靴欧吠垢海┐箸襪鵑�は定かじゃない。
コイツ、重岡大毅は幼なじみで腐れ縁。
気付いたらいつも隣におって、なんだかんだ憎めへんやつ。
「 ま、泣きたいときは泣いたらええんちゃうか 」
『 …ぇ 』
「 泣いたらスッキリするやろ。ほら、ニコニコ天使ちゃんが胸貸したるわ！ご利益あるでー！ 」
『 …ん 』
「 …………えっ 」
手を広げてこっちを見てくるから、素直に抱きついたら明らかに同様し始めたしげ。
なんなん、自分からやったんやろ、なんて思いながら離れようとすれば、それを拒むようにそっと背中に添えられたしげの手。
『 …！ 』
「 …世の中には、ええ男いっぱいおるから 」
『 …なんや、知ってたん 』
「 あーほ、お前のことなんか全部お見通しや 」
『 ふは、…やっぱしげには適わへんわ 』
あやすように背中をぽんぽんと優しく叩かれ、なんだか安心する。
…ッ引っ込め、涙、
「 幼なじみの前でくらい、我慢すんなや 」
『 っ、 』
「 胸貸したるって言うたやろ？スッキリするまで泣きや 」
『 しげ…っ 』
1度出始めた涙はもう止まらへんくて。
うちが泣き止むまで、しげはずっと抱きしめとってくれた。
『 …ん、しげ、ありがとう、もう落ち着いた 』
「 … 」
『 しげ？ 』
「 …なあ、…俺じゃ、アカンの？ 」
『 …え？ 』
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作者名：こちゅん | 作成日時：2022年7月24日 21時
