□ . 告白大会 × 重岡 大毅 ページ1
.
「 __ ずっと前からすきでした！！ 」
うちの学校の文化祭の醍醐味は、終盤頃に始まる告白大会。
すきな人に告白するも良し、ずっと秘密にしてたことを告白するでも良しで、けっこうなんでも有り。
まあ、参加してるのはほとんど男子で、さっき第一号のカップルが誕生したばかり。
毎年たくさんの人が参加してるけど、私はすきな人に告白する勇気もないし、特に秘密にしてたこともないから、絶対見る専門だとおもってた。
……今日このときまでは。
「 次ー！エントリーナンバー7番！重岡大毅くん！ 」
「 っはい！！！！ 」
「 …え、ちょ、A！つぎ重岡くんやで！ 」
『 、うそ、 』
まさかの舞台上にはすきな人が登場。
私が重岡くんを好きだと知ってるともだちが騒ぎだすけれど、私はもうそれどころじゃなく。
……重岡くん、すきな子いるのかな
「 じゃあまず、なにを告白するのか教えて下さーい！！ 」
「 っ、僕！！重岡大毅は！！…好きな子に告白します！！ 」
「「「 キャー！！ 」」」
「 っA！！重岡くん告白するって！！ 」
『 …うん 』
重岡くん、すきな子に告白するんだ…。
すきな人にすきな人がいただけで混乱してるのに、告白までするだなんて頭は真っ白。
ただ呆然とするしかなくて、舞台の上でがちがちに緊張している重岡くんを眺めていたんだけど。
……あれ、今目があったような。
「 では！！さっそくすきな子のお名前を教えてください！！ 」
「 …っ、A、Aさん！！！！ 」
『 …………へ、 』
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 127人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こちゅん | 作成日時：2022年7月24日 21時
