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「 で、そのあとは？ 」
「 …歌が、聞こえてきて 」
『 歌？ 』
松田が急かすように聞くと、諸伏くんのお父様でもお母様の声でもない、作ったような猫なで声で歌う声が聞こえてきたと答える諸伏くん。
『 歌ってどんな歌か覚えてる？ 』
「 うん…、繰り返し繰り返し、同じフレーズを歌ってたんだ。
だから恐る恐る押し入れの隙間から覗いたら…血まみれの包丁を手にした男が口ずさんでたんだ。…もういいよ、出ておいで、って 」
「 顔は？ソイツのツラ見なかったのかよ？ 」
「 怖くて顔なんかとても…っ 」
「 でも、なんでその男はヒロを探してたんだ？ 」
「 いや、探してたのは俺じゃないよ。出ておいでの後に女の子の名を呼んでたから 」
『 女の子？ 』
「 うん、俺が子供の頃よく遊んだ女の子、昨夜捜索願が出された子にそっくりな、
…どこか引っかかる。
その男は、どうして諸伏くんの家で、その女の子を探していたんだろう。諸伏くん家にいるはずもないのに。
「 その子の名字は？ 」
「 それが…いつも名前で呼んでたから名字は覚えてないんだ。まだ小一だったし… 」
「 犯人の顔は見なかったけど、タトゥーは見たんだよな？ 」
「 あぁ、その男、血で足を取られたようで、俺が隠れてた押し入れにぶつかったんだけど…。その男が押し入れから離れる時、一瞬見えたんだ
その肩にある、ゴブレットのようなタトゥーが 」
「 ホントにそのタトゥー、肩についてたのか？ 」
「 間違いないよ！その男、押し入れから離れたあと痛そうに肩を押さえてたんだけど、そのときはさっき見えたタトゥーが血まみれの手で隠れて見えなくなってたから！ 」
「 それで、そのあとその男は？ 」
「 …わからない。いつの間にか俺、寝ちゃってたから…
…そして、扉とかが色々開け閉めされる音で目が覚めて、やばい、見つかる！と思って身構えた途端に、押し入れの戸を開けられたんだ。…中学の林間学校から帰ってきた兄に。 」
それから話を聞いたところによると、目覚めたのは翌日のお昼で、諸伏くんは丸半日寝ていたらしい。
そしてさらに驚いたのはお兄さんのこと。
諸伏くん、お兄さんいたんだ…と声に出すと、降谷が�� 今は長野県警の有能な刑事で、長野の孔明って呼ばれてる人 �瓩閥気┐討�れた。
…へー、すごい人なんだね。
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愛(プロフ) - よかった!!!!!!!救済ifだった!!!!!!! (2023年1月5日 21時) (
レス) id: ebf2abea67 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 待ってくれや..........坂本さんそっち側なのか!?死亡フラグたってるじゃん!!!!!!!( ｡ﾟДﾟ｡) (2023年1月5日 21時) (レス) @page48 id: ebf2abea67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こーさん | 作成日時：2022年11月8日 18時
